新日本プロレス19日の群馬大会で、高橋ヒロム(36)が棚橋弘至(49)との最初で最後のシングルマッチに敗れた。
来年1月4日東京ドーム大会での引退試合(VSオカダ・カズチカ)を控えている棚橋との一騎打ち。ヒロムは今年5月に退団し、棚橋のラストイヤーでの対戦が叶わなかった師匠・内藤哲也が得意とする引き込み式エルボーを連発するなど、あらゆるものを背負って戦った。デスティーノは阻止されたものの、オカダの必殺技レインメーカーに酷似したヒロムちゃんメーカーを発射。さらにはTIME BOMBⅠ・Ⅴと怒とうの猛攻を繰り出した。
しかし、TIME BOMBⅡを切り返されてドラゴンスリーパーに捕らえられると、ツイスト&シャウトからスリングブレイド2連発で反撃を許す。ドラゴン式張り手からハイフライアタックでなぎ倒された。
ヒロムはコーナーに登ろうとする棚橋の足をつかんで粘りを見せるが、レインメーカー式のスリングブレイドを決められ万事休す。最後はハイフライフローで圧殺され力尽きた。
バックステージに倒れこんだヒロムは「あれが引退する人間か…チクショー。引退(までの)日数が残り少なくなって、どんどんパワーアップしてるんじゃないか? どんどんコンディションが上がってるんじゃないか? でも、負けちゃダメだよな…。ハア…悔しいぜ」と唇を噛み締めた。
「この棚橋さんの引退ツアーで、改めて新日本プロレス=棚橋弘至なんだって思いました。そして、今日感じたのが新日本プロレスのライオンマークに見えるのは、棚橋弘至なんだなって。そのライオンマークの棚橋がいなくなる。その次、あのライオンマークになるのは一体誰なんだろうな…そこで今、俺が『この俺だよ!』と宣言できないのは、まだどうやら反抗期が続いているみたいだな」と心境を明かしつつ、最後は「棚橋さん、ヒロムちゃんメーカーを喰らってるようじゃ、オカダさんには勝てないぞ」と言い残し、控室へ消えていった。













