2026年ミラノ・コルティナ五輪の代表選考会を兼ねるフィギュアスケートの全日本選手権(19日開幕、東京・国立代々木競技場)は、男子の〝3枠目〟を懸けた争いに注目だ。

 約2か月後の大一番は鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)、佐藤駿(エムサービス・明大)の2選手が代表選考で大きくリード。残り1枠は三浦佳生(オリエンタルバイオ・明大)、友野一希(第一住建グループ)、る壷井達也(シスメックス)らと争う構図になっている。

 18日には同会場で前日練習が行われ、三浦は4回転ループなどを着氷。今季はケガと戦いながらの日々を過ごすも「(グランプリシリーズの)スケートカナダが終わってからリミッターを解除して練習を続けてきた」と覚悟を決めたことで「万全な状態に持っていけている」と手応えをつかんだ。代表争いが混戦なのはもちろん理解済みで「誰かがとびぬけて3枠目でリードしているわけではない。全日本で結果を出すしかない」と力を込めた。

 友野はグランプリファイナルの切符を逃した際に途方に暮れたという。それでも平池大人コーチと約1時間にわたって語り合う中で「(敗因を)気持ちで片づけられたことにイラっとしたけど、負の感情を先生に向けたら練習ができるようになった」と心境が変化。この日の前日練習後には「自分のやってきたスケート、生き様をこのリンクに刻みたい」と言い切った。壷井は「調子が悪い中でもチームで頑張ってきた。自分が一番いいスタートを切りたい」と宣言。果たして五輪切符を手にするのは誰だ。