海外で武者修行を積んだ若鷹たちが17日、福岡市内の球団事務所で契約更改に臨み、その成果を口にした。広瀬隆太内野手(24)、大野稼頭央投手(21)はプエルトリコで約2か月間、庄子雄大内野手(23)と安徳駿投手(23)のルーキー2人は台湾ウインターリーグで約1か月間、それぞれの地で鍛錬を積んだ。

 そもそもなぜこの4選手が選出されたのか。三笠GMはその理由について「プエルトリコの方は(比較的)レベルが高い。来年、一軍で飛躍を期待する選手として2人に行ってもらった。台湾は(庄子、安徳ともに)もっと出場機会を持って今シーズンを終えた方がよいという意味で、期待の選手を選んだ」と説明した。その上で「いい経験をしてくれたのではないか」と目を細めた。

 選手からも充実感に満ちた声が聞こえた。台湾で本塁打も放った庄子は「行くと決まってから自分の中で来年どういう姿で一軍に携われるかを想像しながら1か月間取り組んだ」と台湾入りまでの考え方を語り、「他の選手がシーズンを終えてトレーニングだったり休みに入ってる中で、実戦経験を積めたのはすごく貴重な時間だった」と振り返った。プエルトリコで先発としての経験を積んだ大野も「ストレートの球速アップと変化球の精度をテーマにやっていた中で、平均球速もアップもできたし、変化球の精度も高めることができた。そこはすごくいい収穫になった」と手応えを口にした。

 かつては柳田、周東といった現在の主軸も海外のウインターリーグに参加。のちのブレークにつなげた。若鷹たちもこの経験を糧に、来季以降の飛躍が期待される。

 契約更改では広瀬隆は100万増の1500万円、大野は100万増の620万円、庄子は100万増の1300万円、安徳は20万減の980万円でそれぞれサインした。(金額は推定)