【球界こぼれ話】今月1日、日本野球機構と12球団による実行委員会が都内で開催され、クライマックスシリーズ(CS)のルール改定を検討していることが明らかになった。
議論されている主な修正点はファイナルステージでの「アドバンテージ」。現行ルールは計6試合を4戦先勝でステージ勝ち上がりとなり、リーグ1位球団には本拠地での全試合開催権と1勝のアドバンテージが与えられている。
だが、これだけでは「リーグ優勝の重みが軽視されているのでは」と以前から多くの野球ファンや球界関係者から指摘を受けていた。こうした背景もあり、来季からセパともにこの部分の見直しを図るようだが、現場で話を聞くと「できれば早めにもう一つ改善してもらいたいものが…」という声が上がっていた。それがレギュラーシーズンからCSが開催されるまでの「期間短縮」だ。
今季のプロ野球はセ・リーグが10月4日、パ・リーグが同6日に公式戦全日程を終えたが、CSファーストステージの初戦はともに同11日からだった。試合がない期間が長すぎることで「プレーする選手も応援するファンにとってもプラスにならない」と関係者らが口々に漏らしていた。CSの試合運営に携わったある球団幹部もこう不満を募らせていた。
「アメリカのメジャーリーグは公式戦終了後、数日後にプレーオフが始まるからこそポストシーズンの各試合が盛り上がる。選手たちも余計な調整をせずに公式戦からプレーオフに突入できる。でも、現在の日本の日程だと公式戦終了からCS初戦まで1週間程度あるので、どうしても間延び感が出てしまいファンの応援熱や試合への注目度も下がってしまう」。さらに「プレーする選手側も時間が空くことで気持ちが切れてしまいますから。こうしたデメリットは、リーグ優勝チームの価値以上にポストシーズンの盛り上がりや質を下げてしまう可能性がある。球界全体でCS改革に動くのであれば、この日程面の問題も早急に改善してもらいたいですね」と多方面にわたる影響を訴えた。
すでにセパともに来季日程は発表済み。ここからCS日程を再編するのは困難だろう。ただ、来季も両リーグの公式戦終了予定は雨天中止などの代替試合を除けば9月末。CSファーストステージ初戦は10月10日に幕を開ける。
現場を預かる巨人・阿部監督や日本ハム・新庄監督らもたびたび指摘するこの問題。いまだ改善の兆しが見えない中、議論の余地はないのだろうか。












