ノア13日の名古屋大会で行われたGHCタッグ選手権は、挑戦者の丸藤正道(46)、拳王(40)組がマサ北宮(37)、杉浦貴(55)組を撃破し第75代王者に輝いた。

 杉浦を孤立させた拳王と丸藤は、蹴暴とトラースキックを同時発射。拳王がPFS(ダイビングフットスタンプ)を狙ってコーナーに登る。しかしこれを「TEAM2000X」のセコンド・ヨシタツに妨害されるとリング上は無法地帯に。杉浦の雪崩式ブレーンバスターで反撃を許すと、五輪予選スラムで大ダメージを負った。

 さらに杉浦のイス攻撃を狙われた拳王だったが、これをかわすと丸藤が虎王を皮切りに打撃の連発で形勢逆転に成功する。丸藤がイスをセットしての蹴暴をさく裂させると、最後は拳王のPFFに丸藤がネックツイストを同時に決める合体技で3カウントを奪ってみせた。

 試合後のリング上では驚きの展開が待っていた。マイクを握った拳王は「俺はな、めちゃめちゃ考えてたことがあるんだよ。次の挑戦者は、1・1日本武道館。俺が今から指名してやる。BUSHI、そしてX組だ! おい、チャンピオンからの指名だ」と、来年1月1日日本武道館大会への参戦が発表されたばかりの「ロス・トランキーロス・デ・ハポン(LTJ)」のBUSHI、X組との初防衛戦を要求した。

 さらに拳王は「X、俺が予想する限り…どうしても、アイツか。アイツだったらな、俺は本当に倒したいし、本当にいつでも目の前で戦ってボコボコにしてやりたいぞ。1・1、めちゃめちゃ楽しみだ」とニヤリ。Xの大本命と目されているLTJの内藤哲也とは、2023年1月横浜大会で行われたノアと新日本プロレスの対抗戦のシングル5番勝負大将戦で敗れた因縁もあるだけに、待ちきれない様子だ。

「そしてXにもう一言言ってやるよ。お前はな、一番似合うのは新日本プロレスのリングだ。ノアに浮気してるんじゃねえよ。1・1日本武道館で俺たちが返り討ちにしたら、もう一度新日本プロレスのリングに上がれ。それが、少し前にめちゃめちゃ倒したかった、そしてテメーのことを本当に思っている男の言葉だ」と内藤…いやXにメッセージを送った拳王。さらに丸藤もリング上で内藤の代名詞である右目を見開くポーズとともに拳を高く突き上げた。

 果たしてXは誰なのか、まったく想像がつかない…と本来なら書きたいところだが、これはもう内藤でなければファンも暴動ものだ。