新たに選手会長に就任するソフトバンクの栗原陵矢内野手(29)が危機意識を募らせながら、来季への決意を語った。4日に福岡市内の商業施設で周東佑京内野手(29)とともにトークショーを行い、新旧選手会長コンビがそろい踏みとなった舞台で意気込んだ。

「チームを代表する立場」としてのバトンを引き継ぐ栗原。前任の周東はレギュラーを確保していない立ち位置で選手会長に就任し、あらゆる面で成長を見せた。プレー面では2024年に規定打席に到達すると中堅のレギュラーを確保し、ゴールデン・グラブ賞も獲得するなど選手としてひと回りもふた回りも成長。プレー以外でも常に先頭に立ち、苦しい状況下でも言葉や姿勢などでナインを鼓舞した。結果的にチームは、この2年間でリーグ連覇と1度の日本一を達成。常勝軍団への道のりを再び歩みだしたホークスの立役者とも言える働きだった。

 リーグ3連覇が期待される中での就任。重圧はかかるが、だからこそ鷹の背番号24にもさらなる成長が期待される。そんな中で栗原が「選手会長」と同時に口にしたのは、「野球人」としての思いだった。今季はケガにも苦しみ出場は80試合。来季も三塁手の筆頭候補であることに違いないが、他選手も頭角を現しつつあり決して安泰とは言えない。

「選手会長関係なく、野球人として試合には出たいです」と答える口調はハッキリしたものだった。野球人としての成長は選手会長としても好影響をもたらす。栗原は「あれだけ(周東)佑京さんが成績を残してチームのことをやっている姿を見て、何かを感じる選手も多かった。そういうところは自分も(続きたい)」と意気込んだ。

「野球をしっかり頑張らないと自分自身が終わってしまう。まずは競争に勝つことが一番」と語った栗原。選手会長として、一野球人として前任者のような飛躍を遂げられるか。勝負の26年シーズンへ挑む。