メッツ戦を中継するSNY(電子版)は3日(日本時間4日)、メッツが千賀滉大投手(32)を「放出すべきか」「残留させるべきか」を検証した。千賀はビリー・エプラー前GMが獲得した投手で、当初から右ヒジへの懸念があったものの、現在その兆候は見られない。ただ、肩関節包損傷に加え、24年のふくらはぎ痛など離脱が続き、安定したパフォーマンスを見せていないのは事実だ。

 今季は6月12日のナショナルズ戦で一塁ベースカバーの際に右ハムストリングを負傷するまでは14度の先発で防御率1・39をマーク。複数の球団幹部は「健康なら間違いなく先発させたい投手」としつつ、「故障歴と確実性が評価の焦点になる」と語る。

 またドジャースが25年に示した投手陣のやり繰りは、メッツが千賀をキープする十分な理由になり得るという。実際に昨季のドジャースは112イニング以上投げた先発が山本由伸投手(27)のみだったが、主力を10月に万全に整えワールドシリーズ連覇につなげた。

 メッツも終盤に若手投手が台頭しつつあり、投手層の構築が進んでいるとの評価もある。さらに千賀は走者を得点圏に置いた場面で強く、通算被打率1割7分、25年も1割5分5厘と勝負どころでの強さが健在だ。あるスカウトは「重要な試合を任せられる」と断言する。

 健康面の不安からトレードを検討する意見も理解できるが、SNYは「26年の優勝を目指すなら、千賀に再び賭ける選択肢は十分に合理的だ」と結んだ。