東京ドームに導くカギは…。DDTのKO―D無差別級&ユニバーサル2冠王者の上野勇希(30)が、悲願実現のための覚悟と思いを語った。

 上野は30日の後楽園大会でスーパー・ササダンゴ・マシンを相手に防衛戦を敢行。ササダンゴのいつにないシリアスなファイトを引き出して勝利すると、若手選手をリングに上げてじゃんけんで次期挑戦者を決定するまさかの行動に出る。そして改めて「みんな、東京ドームに行こうね」と、悲願の東京ドーム大会実現を誓った。

次期挑戦者決定じゃんけん大会で優勝した正田壮史(左)
次期挑戦者決定じゃんけん大会で優勝した正田壮史(左)

 同大会にこだわる理由を改めて問われた上野は「みんなの夢の場所に、みんなで行きたいから」と力説。そのために必要なものについては「さらけ出すことですね」と断言する。この言葉のきっかけは、DDTに出場する〝バカサバイバー〟こと青木真也(42)から聞いた「リングの上で全てさらけ出す」というフレーズだ。

 上野は「僕は、みんなに心の内側にあるものをリングで全部出してほしいんです。それが出れば出るほど盛り上がるし、みんなに伝わると思うから。そうしたらDDTがみんなが見る場所になると思います」と話す。それを促すことこそが、王者として自分がすべきことだという。「挑戦者にさらけ出させていこうと思います。それが東京ドームにもつながると思う」。この日の試合後、サプライズで行ったじゃんけん大会も「あれもさらけ出させるための仕掛け」だったと明かす。

 もちろん、その過程で賛否両論が生まれることは間違いない。それでもDDTが誇る2冠王者は「僕の考えに対して『そうじゃないだろ』って言う対戦相手がいても、ちょっと楽しいじゃないですか。その全部が大事ですから。〝さらけ出す〟っていうのは」と自らが信じる道を進む覚悟だという。悲願実現へ、今は前進あるのみだ。