新日本プロレス20日後楽園大会の「ワールドタッグリーグ(WTL)」Aブロック公式戦で、鷹木信悟(42)、ドリラ・モロニー(28)組が辻陽太(32)、ゲイブ・キッド(28)組を破り白星発進を飾った。来年1月4日東京ドーム大会への〝自力出場〟ラストチャンスに燃える鷹木が、初優勝を果たしてエールを送りたい相手とは――。

 ゲイブと壮絶な肉弾戦を繰り広げた鷹木は、パンピングボンバーからモロニーとのWAR DRAGONS(合体式MADE IN JAPAN)で激闘に終止符。新チーム名も「WAR DRAGONS」に決定し絶好のスタートとなった。

 今年は1・4ドームでNEVER無差別級王座を失ったのを皮切りに、シングル王座戦線で結果を残せない日々が続いた。棚橋弘至の引退試合(vsオカダ・カズチカ)など話題豊富な来年1・4ドームのカードにも現状では名を連ねられていない。「そこは自分の力で何とかするしかないし、WTLを制してIWGPタッグ(現王者はYuto―Ice&OSKAR)に挑戦するつもりでやっていく。自力でドームの本戦に出るにはこれがラストチャンスなんで、何としても滑り込みたいなという気持ちが強いね」と優勝を義務付けた。

 さらに鷹木を発奮させたのが、同年代の盟友たちの苦境だ。「昭和57年会」の初期メンバーである飯伏幸太は米AEWで右脚大腿骨骨折の重傷を負い、内藤哲也は社長を務める会社が〝倒産〟することが報じられた。鷹木は「ハウス・オブ・トーチャンもビックリだよね」と、トーチャー→トーチャン→父さん(倒産)という分かりにくい小ボケを挟みつつ「今年の57年会はトラブルが多かったけど、超人石森(太二)ここにありという大会もあったし、俺自身がこのタッグリーグで生き残ることで、彼らにも刺激を与えられたらなと思ってるよ」と秘める思いを明かした。

「内藤にも連絡したら『どん底まで落ちた』と言っていたのでね。俺からは長渕剛さんの『HOLD YOUR LAST CHANCE』を聞けと言ったんだけど…あれ、既読スルーで終わってるな…」。傷つき打ちのめされても這い上がる力を見せつけるために、WTL制覇は譲れない。