エンゼルスが18日(日本時間19日)にオリオールズとの1対1トレードでテーラー・ウォード外野手(31)を放出し、右腕グレイソン・ロドリゲス(26)を獲得した。だが、本拠地近郊のロサンゼルスや地元・アナハイムの現地では早くも「意味不明トレード」「また無能ムーブ」「ババをつかまされた」と批判の嵐が吹き荒れている。
ウォードは昨季36発103打点のキャリアハイ。エンゼルス在籍時代の大谷翔平投手(31=ドジャース)と〝同期デビュー〟した最後の生き残りとしても広く知られていただけに、ファンのショックは大きい。
一方のロドリゲスは今季、右肘のトラブルと右外側捻挫で一度もマウンドに立てず。7月に右肘のデブリードマン手術を受けて事実上、丸一年の長期離脱を強いられている。
「なぜ今季0イニングの右腕と交換なのか」「どう考えても〝負けトレード〟」「相変わらずエンゼルスは学ばない」――。米メディア「ヤードパーカー」は記事上で、こうしたエンゼルスファンの怒りの叫びを紹介し、周辺の評価が辛らつそのものとなっている様子を詳報している。
こうした批判を受け、ロドリゲスは19日(同20日)に異例の「反論会見」を実施。同メディアは記事内でロドリゲスが「手術は正解だった。除去した骨棘は3~4年前からの長年の問題だった」とzoom取材で述べた言葉を掲載。右腕は術後の経過が良好そのものであり「むしろ今回の処置によって、本来の実力を取り戻せると自信を見せていた」(同メディア)という。
また、ロドリゲスは「痛みで投げられない時期が続き、背中の故障も骨棘が原因だった可能性がある」とも明かし、エンゼルス加入後は完全復活モードで臨むと宣言。通算43先発で238・2回、防御率4・11、9・8奪三振という地力の高さが本当に戻るなら、確かに戦力としては魅力がある。
ロドリゲスは「来年のスプリングトレーニングに間に合う」とも強調。エンゼルス側も2030年FAという長期保有を見据え、〝未来のローテ柱〟として期待しているという。
とはいえ、昨季先発防御率でMLB28位に沈むエンゼルスが「リハビリ組」を柱に据える編成はリスク満載だ。オリオールズは先発補強が急務だったにもかかわらず、あっさりとロドリゲスを手放したため、エンゼルスファンから「本当に治っているのか」といまだ疑念を向けられるのも無理はない。
果たして復活は本物か。それともまたエンゼルスの〝自爆トレード〟か。ロドリゲスの右肘が、エンゼルスの未来を大きく左右することになりそうだ。











