15日(日本時間16日未明)に英カーディフで行われるラグビー男子15人制のウェールズ代表対日本代表戦は、日本にとって27年W杯オーストラリア大会の組分け抽選に関わる〝死の組回避マッチ〟直接対決2番勝負の始まりとなる。対するウェールズは、1勝1敗だった7月の日本での対戦とは若干異なるチームとなっている。

 7月に来日したウェールズは、ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズに選ばれたFLジャック・モーガンとSHトモス・ウィリアムズを欠いていた。日本戦の先発にウィリアムズの名はあり、7月からの戦力アップに。一方、モーガンは28―52で大敗したアルゼンチン戦で負傷し、秋のテストマッチシリーズ離脱と報じられた。さらに、来日メンバーで経験豊富な有力選手のFLタウルぺ・ファレタウもけがで今回は代表から外れている。

 もう一つの戦力アップ材料は、WTBルイス・リースザミットの先発復帰。アルゼンチン戦は途中出場だった。昨年から米アメフトNFLに挑戦していたリースザミットは、チーフスとジャガーズで登録メンバー入りできず、今年7月にラグビー復帰を発表。2020年に19歳で代表デビュー、21年のライオンズ選出、23年W杯で5トライの実力者は日本にとって脅威になり得る。

 世界ランキングはウェールズの12位に対し、日本は13位。12月3日に行われるW杯抽選では、24の参加チームを世界ランキング順に6チームずつの「バンド」でくくり、その枠内で組分けする。そこでボーダーラインとなるのが「12位」だ。

 1位の南アフリカ(93・06ポイント)から13位の日本(73・25)までが、おおむね世界の主要国。14位のスペイン(69・12)はポイントが離れており、実力は落ちる。つまり、第3バンドに回る13位チームは、上位の強豪2チームと同居する〝死の組〟に入ることになる。

 日本は今秋のテストマッチ5連戦で、オーストラリア、南アフリカ、アイルランドを破ればポイントを伸ばせるところだったが、3連敗。ウェールズ(73・57)および22日に対戦する11位・ジョージア(74・69)との2試合が、ポイント数の接近から〝死の組回避マッチ〟直接対決2番勝負となる。

 日本はリーチ・マイケルにベン・ガンタ―とFW第3列の主力2人が離脱したのは戦力ダウン。ウェールズを破れば、史上初の欧州主要国に対するアウェー戦初勝利となる。