高市早苗首相が7日、総理大臣に就任後初めてとなった衆院予算委員会で、全閣僚が出席のもと与野党国会議員たちと論戦を交わした。

 午前中に質問に立ったのは自民党の齋藤健元経産相。クマ被害対策について「私はいまの状況は災害レベルに達しているのではないのかと思っていますし、来年どうなってしまうのかという危機感を感じています。クマと人間の縄張り争いが起こったのかというぐらいの危機感。みなさんの不安に寄り添って、クマ対策に全力を挙げるという強い決意のメッセージと、今後の取り組みを示していただきたい」と問うた。

 高市首相は「速やかに実施する対策としては警察官によるライフル銃を使用した駆除を想定しており、今週から他の都道府県警察部隊を秋田県、岩手県に派遣して現地の猟友会と連携した訓練を開始しています。中長期的には、狩猟免許を持つ人を公務員として任用する〝ガバメントハンター〟の確保など専門人材の育成確保に務めてまります。科学的データをもとずく、クマの個体数を適切に進めます。とにかくスピード感を持って施策を順次、実行してまいります」と答えた。

 都内で3日に開かれた北朝鮮による日本人拉致被害者の帰国を求める「国民集会」に出席した高市首相。その際、北朝鮮の最高指導者・金正恩総書記との首脳会談に向けて強い意欲を示した。

 立憲民主党の黒岩宇洋衆院議員は「総理、日朝首脳会談を必ず開催すると言い切ってほしい」と質問した。

 これに高市首相は「一連の外交日程の中でも必ず、たくさんの国の首脳に拉致問題の話はしてきました」と切り出し「日朝首脳会談、これは私は自分の身がどうなってでもやりたいぐらいの覚悟は持っております。ただ相手があることですので必ず相手が飲むとか飲まないとか、そういうことをここで(衆院予算委)述べるわけにはまいりません。かえってたくさんのご家族を傷つけることになります。でも、最善は尽くします」と答弁した。