小泉進次郎防衛相が7日、X(旧ツイッター)を更新。クマ対策のため秋田県内で活動している陸上自衛隊の装備について説明した。

 自衛隊は秋田県鹿角市で5日から活動をスタート。箱わなの運搬やドローンを使った情報収集などを行うことになっている。駆除はせず、銃も持たない。代わりに木銃という長さ1・6メートルほどの木の棒とクマ除けスプレーなどを装備する。

 木銃には「あまりにも頼りない」と自衛隊の安全を心配する声がSNSなどで上がっている。小泉氏は「どうして自衛隊は銃やナイフを携行せず、木銃(もくじゅう)なのか。『銃で撃ち、ナイフで刺せば、一撃でクマを仕留められるのではないか』といった声も届きますが、クマ対策のプロである猟友会の皆さんの助言も反映した結果です」と、木銃の採用には専門家の意見があったと明かした。

「実際、クマと対峙するとき、危惧すべきは、銃やナイフで仕留めきれずに手負いとなったクマが凶暴性を増し、なりふり構わず周囲を襲いはじめることだからです。この点、木銃を用いれば、威嚇して距離を保ちながら、クマ撃退スプレー等を用いて、安全な位置からクマを追い払うことが可能となります。猟友会からも、『今回はこれが最も効果がある』との助言を頂きました」

 木銃やクマ除けスプレー以外の装備もある。網を打ち出すネットランチャー、盾、セラミック製のプレートが入った防弾チョッキなどだ。「これらの装備品は、私から、隊員の安全を第一に考えて必要な準備をするよう指示し、万が一のことも考えて安全確保に万全を期すため準備したものです」と小泉氏が提案したという。

 現地で自衛隊は猟友会と協力してクマ対策にあたっている。「長年クマと対峙し、地域を守ってきているのは、地元の猟友会の方々です。地理・環境に精通している猟友会の皆さんと共に行動することで、そもそもクマと遭遇しないよう細心の注意を払っています」と、自衛隊の安全を心配する国民に説明した。