手応え十分だ。フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯初日(7日、大阪・東和薬品ラクタブドーム)、女子ショートプログラム(SP)が行われ、2022年北京五輪銅メダルの坂本花織(シスメックス)は77・05点で首位発進。2位に9・3点差をつける圧巻の演技を見せた。

 最終滑走で氷上に立った坂本は冷静だった。「今日の公式練習と昨日の公式練習でマックスの緊張を味わっていたので、いい緊張感でできた」と全てのジャンプを着氷。大きなミスなくまとめ「今季から構成を変えてきて、それがしっかりハマってきた。SPが鬼門だなというイメージもなくなってきたので、すごくいい方向に進んでいるんじゃないかな」と納得の表情を浮かべた。

しなやかな反りも披露した坂本花織
しなやかな反りも披露した坂本花織

 GPシリーズ第1戦フランス大会では銀メダル。224・23点をマークしたが、17歳の中井亜美(TOKIOインカラミ)に2・85点差で敗れた。「シーズンのこの序盤に勝てなかった経験ができたのは、本当に自分にとってもすごく大事な経験だった。フランス大会の時も言ったけど、自分がいつも2位とかになる時は、本当に意味のある2位であることが多い」と前向きに捉えており「まだまだいっぱい取りこぼしもあったので『気を抜いている場合ちゃうぞ』というのを点数と順位で示された」と刺激を受けている。

 今大会で優勝すれば、上位6選手で争うGPファイナル(12月、愛知)進出が決まる。「しっかり集中力を切らさずに、自分のスケートをしっかり演じきって、笑顔で終われるようにしたい」と8日のフリーも〝かおちゃんスマイル〟の全開を誓った。