全日本プロレス3日の札幌大会で、3冠ヘビー級王者の宮原健斗(36)が大森北斗(30)を下しV2に成功した。
試合前に師匠のパワーオブドリーム会長・山本喧一氏から花束を受け取り闘志十分の北斗の猛攻を受け、序盤の宮原は苦戦。会場の声援も北海道出身の挑戦者の背中を押す苦しい展開で、場外戦で鉄柵にエルボーを誤爆させると追撃されダメージを蓄積させられた。
それでも場外でのDDTから頭突きを放つなど反撃に出るが、一瞬の隙をついて飛び付き腕十字固めでつかまるなど、なかなかペースをつかみきれない。焦る宮原は中盤に早々とシャットダウンスープレックスホールドを狙ったが、これは不発。そればかりか体を入れ替えられて掟破りのシャットダウンスープレックスでぶん投げられてしまった。
そこに飛龍原爆固めから無想一閃とつながれる大ピンチを迎えたが意地のカウント2で譲らない。必殺技で決められず動揺を隠せない北斗のダイビングボディープレスをかわすと、この好機を逃さずブラックアウト(ヒザ蹴り)で反撃ののろしだ。そこから一気に攻め込むと、最後はシャットダウンスープレックスでアーチをかけて3カウントを奪った。
試合後、マイクを持った宮原は「オイ、大森北斗。札幌の皆さまの後押しが効いたのか、なかなか強かったぜ」と健闘をたたえる。これに北斗からも「次、ここに戻って来るときはあのベルトを巻いている時だ。お前から取らなきゃ意味がねえんだよ。だから絶対に俺以外に負けんじゃねえぞ」と応じられた。すると宮原は「俺は優しいスーパースターだから一言アドバイスをあげておこう。誰しもがこのプロレス界でナンバー1になれるわけじゃない。ただな、お前、今日戦ったけどオンリーワンにはなれる可能性があるんじゃないか? この世界はナンバー1が必ずしも勝つとは限らねえんだ。オンリー1が上回る時があるんだ。次、会う時はこの業界のオンリー1になって俺の前に現れるんだ」と戦前に予告していたミヤハラを発動させるどころか、プロレス界に一つだけの花になるよう助言を送るのだった。
その後、宮原はV3戦の場所に大みそかの東京・国立代々木競技場 第二体育館大会を指定し「このベルトの3度目のタイトル戦を行う。誰と戦うかは…、俺から目を離すな!」と締めくくった。
また、アジアタッグ王者のMUSASHI(35)、吉岡世起(37)組は鈴木秀樹(45)、小藤将太(24)組を下してV2に成功した。












