コンディション不良のため日本シリーズを欠場した中村晃外野手(35)が2日にみずほペイペイドームを訪れ、治療などを行った。慢性的な腰痛に悩まされてきた中村は、近日中に腰のヘルニア手術を行う予定。まずは酷使してきた体を労わり、来季の完全復活を目指す。

 チームが5年ぶりの日本一に輝いた裏で、無念の日本シリーズ欠場となったベテランはこの日「悔しさはあったけど、本当に勝ってほしい、みんなに頑張ってほしい、という気持ちで見ていた。みんな思い切ったプレーをしていたし、楽しそうにやっていたんで、勝てるだろうなと思って見ていた」と率直な思いを明かした。

 来季チームはリーグ3連覇に挑む。今季の開幕を代打専任で迎えながらも、故障者続出のチーム事情に柔軟に対応する形で4番を担うなどフル回転したベテラン。肉体的にも精神的にも疲労度の濃いシーズンだった。

 まずはムチ打った肉体を労わり、英気を養う。ハワイ優勝旅行は家族思いの男らしく参加予定。近日にも手術を受けるとみられ「12月に入ったら走れるくらいにはなる予定」と見通しを語り「最善の準備をして来年に入りたい」と表情は明るかった。

 今季、幾度も窮地に陥ったチームを救った中村。その存在意義は誰もが認めるところ。5日に36歳を迎えるベテランは、プロ19年目の来季も強い使命感を持って常勝軍団を下支えするつもりだ。