ドジャースはブルージェイズとのワールドシリーズ第1戦と第2戦を敵地ロジャーズセンターで対戦し、大谷翔平はすさまじいブーイングを浴びた。2年前の移籍先にブルージェイズが最終候補になっていたことをファンは今も根に持ち、大谷が打席に入ると「お前はいらない!」と大合唱を浴びせ、米メディアでも大きく報じられた。

 しかし、そんな〝四面楚歌〟ながら大谷はファンサービスを怠らなかった。第2戦の試合前に外野での練習中にブルージェイズファンと交流。声援を浴びると、ボールを高々と掲げてキョロキョロし、客席に投げてプレゼントした。ファンと冗談を言い合い、楽しい時間を過ごしている。

 そんな様子に米メディア「アルバット」は「大谷はブーイングを受けたことをすぐに忘れ、恨みを抱かないところを見せた。リラックスしてフレンドリーだ。ボールを配り、ファンに笑顔を向ける姿はWSのあらゆる瞬間を楽しんでいることを示している。彼の集中力と才能は、MLBで最も愛され、尊敬されるスターの1人に押し上げた。ファンは彼の謙虚さと野球への献身的な姿勢も高く評価しており、それが彼を現代の野球界の象徴としている」と評した。

 ロバーツ監督は「大谷はブーイングの内容を理解していなかったと思う」としていたが、たとえ理解していたとしてもファンへの接し方は変わらないだろう。