21日に発足した高市政権で注目を集めているのは片山さつき財務相と小野田紀美経済安保相の女性閣僚だ。永田町と霞が関は高市早苗首相以上にこの2人に戦々恐々としている。

 財務相に女性が就任するのは初。片山氏は旧大蔵省出身で、女性初の主計官も務めていた。就任会見では「いつかは戻ってくるなとは思っていた。ちょうど20年で、だいぶ人の模様も変わったが、ある程度の主要な人の顔、名前、年次がまだ分かるので意思疎通がやりやすい。1階、2階、3階、4階、全部勤めたことがある。旧大蔵省にあったポストと局は全部働いたことがある」とサラリと話した。

「東大卒のエリートで、政界に転じてからも論客として知られ、顔と名前は売れているが、押しが強い性格が災いし、大臣経験は安倍内閣で地方創生相を1年務めただけ。総裁選で高市氏の推薦人で、参院側を取りまとめた功績で古巣のポストを射止めた。財務省や番記者は警戒していて、対策チームが作られているほど」(永田町関係者)

 小野田氏は父親が米国人、母親が日本人のハーフで、拓殖大卒業後、ゲーム会社を経て、東京・北区議に当選。2016年に地元の岡山で参院選で当選し、42歳の2期目だ。

「高市氏のファンを宣言し、総裁選ではチーム・サナエのキャプテンとして、盛り上げ役を務めた。3年前の参院選では自民党公認候補で唯一、公明党の推薦を受けなかった〝公明嫌い〟で知られ、公明の連立解消がなければ入閣はなかったでしょう。ネット上では勇ましい発言が多く、〝武闘派〟で知られています」(同)

 高市氏の愛弟子ともいえ、経済安保相の前々任者も高市氏だった。さらに政権肝いりの外国人政策担当も兼務し、小野田氏は「総理が大変、大切に思われている担当大臣をお任せいただいたことに身が引き締まる思い」と期待に応えたいと意気込んだ。

「片山氏、小野田氏ともに気が強く、官僚やメディアとの軋れきが生じることが懸念されています。今は政権に追い風で周囲も様子見ですが、風向きが変われば、スクラムを組んで潰しにかかってきます」(自民党関係者)

 高市政権の命運を握る2人となりそうだ。