元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏とジャーナリストの安藤優子氏が22日、関西テレビ「newsランナー」に生出演し、高市新内閣について論評した。

 自民党の高市早苗総裁が21日に召集された臨時国会の首相指名選挙で、第104代首相に選出され、高市新内閣が発足した。

 1885年に伊藤博文が初代内閣総理大臣に就任して140年。初めて生まれた女性総理に対し、安藤氏は「女性がこの国の総理大臣まで上りつめたって風景を見たってことは、すごく大きな意味が私は『ある』と思っているんです。社会的なインパクトもあるし、海外に対するメッセージとしてもある」と切り出した。

 ただ、「高市さんの政治信条とこれから政策を進めるやり方とは切り離して見ている」とも指摘。

 入閣した顔ぶれに対し、「女性登用は、結局2人にとどまった。そもそも女性議員が少ない。そもそも論をどう解決していくか。(起用された大臣が)適材適所かどうかは、これから分かってくること」と論じた。

 今回、高市氏が総理になれたのも、日本維新の会との連立ができたからにほかならない。

 そして維新と高市氏をつなぐ内閣総理大臣補佐官に任命されたのが遠藤敬氏だ。

 橋下氏は「人間関係を構築するプロ中のプロの松井一郎さんが遠藤さんのことを『遠ちゃんはね。人間関係を構築する魔術師なんだ』って言うくらい、人脈形成にたけてるんだと思う」。

 同氏によると、吉村洋文氏が代表に就くまで維新は迷走していたという。「目標も見失っていました。それが吉村さんになって、政権に入る、政策実行を大目標にすると、維新のメンバーに火がついてきました」。

 そして「与党として意思決定プロセスを構築して、古株の意見だけで左右されないように、頑強な組織にしてもらいたい」とエールを送った。

 来週には米トランプ大統領も来日する。

 高市氏の外交手腕が問われるが、安藤氏は「準備期間(の短さ)を補って余りある力を発揮なさると思う」と期待すれば、橋下氏も「総理になる前の主張からかなりマイルド路線になってきている。高市さんの人間性と持論をトップ同士でぶつけて、最初にいい人間関係を作ってもらいたい」と要望した。