ブルージェイズは20日(日本時間21日)に本拠地地トロントでのマリナーズとのア・リーグ優勝決定シリーズ(ALCS)第7戦に4―3で逆転勝ちし、連覇を成し遂げた1993年以来32年ぶりの3度目のワールドシリーズ(WS)出場を決めた。シリーズMVPには26打数10安打、打率3割8分5厘、3本塁打、3打点を挙げたゲレロが選ばれた。WS第1戦は24日(同25日)、連覇を狙うドジャースをトロントに迎えて行われる。
1点を先制された初回先頭スプリンガーの四球とゲレロの左前打の二死一、二塁で、5番バーショが右腕カービーの外角低めのスライダーを捉え、右前適時打。1―1の同点に追いつく。
しかし、3回に右腕ビーバーが先頭ロドリゲスに勝ち越し弾を被弾。2―1とされた。中継した米FOXの実況アナウンサーは「フリオ・ロドリゲス、人生最大の試合で初回に二塁打で生還し、3回には本塁打を放つ」と興奮気味に伝えた。5回には2番手の右腕バーランドがローリーに被弾。1―3とリードを広げられた。
地元ファンの大声援を受け、7回に反撃。2番手の右腕ウーを攻め、先頭バージャーが四球を選んで出塁、続くカイナーファレファが中前打で無死一、二塁。9番ヒメネスは投前に犠打を決め、一死二、三塁として降板させた。
1番スプリンガーは3番手の右腕バザルドはカウント1ボールからの2球目、内角の96マイル(約154・5キロ)のシンカーを完璧に捉えると、高々と打ち上げて左中間席に運んだ。逆転3ランにファンは大熱狂。実況アナウンサーは球場の大歓声をバックに「この一発が、(チームを)WSに送り込むことになるかもしれません」と伝えた。
9回、守護神のホフマンが前夜に続き登板して3者連続三振締め。最後の打者ロドリゲスを外角低めのボール球のスライダーでバットに空を切らせると、4万4770人の大観衆で埋め尽くされたロジャーズセンターは割れんばかりの大歓声に包まれた。ゲレロは両腕を突き挙げて喜びを爆発させた。球団創設初のWS進出を逃したマリナーズナインは一様に肩を落とした。
逆転弾を放ったスプリンガーはFOXのインタビューに声を枯らしながら「僕の前に打席に入った彼ら(二人)がいたんだ。つまり、彼らが出塁していなかったらあの瞬間は訪れなかったってこと。ただただ、チームとファン、街と国(カナダ)のことを思うと本当にうれしい」と語った。
ドジャースとの今季の対戦は1度だけ。8月8日から敵地ロサンゼルスで3連戦、1勝2敗と負け越し。ナ・リーグ優勝決定シリーズでMVPに輝いた大谷翔平投手(31)には13打数7安打、打率5割3分8厘、2本塁打、2打点、5得点と痛い目に遭っている。
21年のア・リーグMPV投票では大谷が満票で初受賞し、ゲレロは2位に終わった因縁もある。楽しみな対戦だ。











