リーグ王者のソフトバンクは「2025 パーソル クライマックスシリーズ パ」ファイナルステージ第5戦(19日、みずほペイペイ)に1―7の大敗で、よもやの3連敗を喫した。これでアドバンテージ1勝を含む通算成績は3勝3敗となり、日本シリーズ進出に逆王手をかけられた。
4回に3点を先取されると、5回には中押しの3点、6回にはダメ押し点を献上。7回に山川のソロで零封負けを阻止するのがやっとだった。投打に窮屈な戦いを強いられ、第3戦以降はノビノビと「新庄野球」を展開され、気づけば逆に追い詰められた状況。お互いにCS突破まで「あと1勝」に違いはないが、勢いの差は歴然だ。
最終第6戦は王者の底力が試されるが、本来はポストシーズンの先発マウンドに立っていなければならなかった男が、ひっそりと日本をたった。球団はこの日、カーター・スチュワート投手(25)が医療機関での受診と現地でのリハビリのため、米国に帰国したと発表。今季の開幕ローテ入りが早々に内定していた右腕は、公式戦のマウンドに一度も上がることなく終えた。
昨季9勝を挙げて首脳陣の信頼をつかみ、今季から新たに2年総額1000万ドル(約15億円=推定)の契約がスタートするとあって鼻息は荒かった。だが、春季キャンプ中に左腹直筋を痛めて離脱。4月に一時帰国し、再来日した5月以降もリハビリ調整が続き、最後まで戦列復帰はかなわなかった。
チームがCSを戦っている最中の帰国はふがいないが、〝今季全休〟の借りを返すための措置だ。チーム関係者は「来春キャンプは万全に合流できる見込み」と語り、別のフロント関係者も「そのための早期帰国。来季は重要戦力と位置づけているし、戦力になってもらわなければ本当に困る」と猛ハッパをかけた。契約最終年となる来年は文字通り、背水のシーズンとなる。












