トランプ大統領は13日、米国が仲介したパレスチナ自治区ガザでのイスラエルとイスラム組織ハマスの和平案を巡り、ハマスの武装解除などを含む「第2段階」が始まったと述べた。
一方、ハマスはガザでの支配力回復を図っており、対抗勢力と抗争を続けている。イスラエル国防軍の准将は、停戦を維持するためには、ガザ地下トンネルの撤去が最優先事項になると警告した。米紙ニューヨーク・ポストが13日、報じた。
イスラエル国防軍のダニー・ヴァン・ビューレン准将はニューヨーク・ポスト紙に対し、「ハマスのトンネルの撤去は、ガザ地区の非武装化の重要な部分である。停戦を維持し、平和の基盤を築くためには、ハマスのインフラを排除することが不可欠だ。トンネルシステムはハマスが依然として保有する主要武器だ…20項目のトランプ計画を見た時、弱点はガザの非武装化の方法だ。ハマスは自発的に武器を手放すつもりはない」と述べた。
戦争終結に向けた20項目計画の第2段階によれば、「トンネルや兵器生産施設を含むすべての軍事、テロ、攻撃インフラは破壊され、再建されない」としている。
地下トンネルは、約1300本がクモの巣状になっており、総距離約500キロ。分厚いコンクリートで覆われ、地下20mのトンネルや、70、より深いトンネルもある。10月10日の停戦発効直前まで、最近建設されたトンネルが次々と発見されていた。病院や民間インフラの下に建設されることが多いこれらのトンネルは、ハマスの戦闘員が隠れ場所や、武器の備蓄や爆弾製造、そして気づかれずにガザを移動するために利用されてきた。
イスラエルのカッツ国防相は、13日に人質20人が帰還したことを受け、「次の段階はガザ地区にあるハマスのテロ用トンネルをすべて破壊すること」だと話した。
また、元首相の対テロ顧問を務めたイガル・カルモン大佐(退役)は「(和平案の)第2段階は全く不透明で、未確定だ。ハマスは依然として完全な勢力を維持しており、自らの解体や消滅について交渉するつもりはない」と指摘している。
イスラエルメディア「チャンネル12」によると、イスラエル国防軍はトンネルのわずか25%以下しか破壊できていないという。












