英チャールズ国王とカミラ夫人は4日間の国賓訪問を終えて、30日に米国を後にした。一方、トランプ大統領は「国王に敬意を表して」スコットランド産ウイスキーの輸出に対する厳しい関税を撤廃すると表明した。英紙サンが1日、報じた。

 トランプ氏は4日間の国賓訪問を終えたチャールズ国王とカミラ王妃をホワイトハウスで見送った際、チャールズ国王を「最も偉大な人物」と称賛した。

 さらに国王が米国を出発した後、思わぬ〝贈り物〟が用意されていた。トランプ氏が米国へのスコットランド産ウイスキーの輸出に対する厳しい関税を撤廃すると宣言したのだ。

 トランプ氏は国王の帰国に際して自身のSNSトゥルース・ソーシャルに「帰国の途につくイギリス国王と王妃に敬意を表し、ウイスキーへの関税と規制を撤廃する」と投稿した。

 昨年、同紙はチャールズ国王がトランプ大統領に対し、関税撤廃を個人的に働きかけていたことを報じた。国王は、関税が大統領の亡き母の故郷であるルイス島の近隣の地元企業に与えている影響を指摘していた。

 英国のビジネス・貿易大臣ピーター・カイル氏は、この報を受けてX(旧ツイッター)に「ウイスキー関税に関する素晴らしいニュースを受けた。今夜は国王に乾杯しよう」と書き込んだ。カイル氏は「この産業は輸出額が約10億ポンド(約2110億円)に達し、数千人もの雇用を支えている」とも語っている。

 これを受けてバッキンガム宮殿の報道官は「国王陛下はトランプ大統領の温かいご配慮について報告を受け、英国のウイスキー業界とその業界を支える人々の生活に大きな変化をもたらす決定に対し、心からの感謝の意を表されました。国王陛下は、この特別な記念すべき年に、両陛下にとって大変楽しい国賓訪問を終え、米国を出発されるにあたり、大統領の心遣いと寛大なもてなしに敬意を表し、一杯の酒を捧げられることでしょう」との声明を出している。