ヘンリー王子が先週に行ったウクライナへの電撃訪問は、王子の行動パターンを象徴するものだと専門家が主張した。キーウで負傷兵と面会したこの突然の訪問は「大きなジェスチャー」であると同時に「厄介な結果」を招く可能性もあるとも指摘されている。英紙エクスプレスが28日、報じた。

 広報・メディア専門家のチャド・テイシェイラ氏は同紙に対し「訪問自体は素晴らしい。誰もそれを疑っていない。しかし、タイミングがすべてを台無しにしている」と語った。

 同氏は現地時間27日から始まったチャールズ国王とカミラ王妃の米国公式訪問、その後のトランプ米大統領との会談という王室の重大行事を示唆しつつ「王室が世界の舞台で結束を示そうとしているのに、ヘンリー王子がそれをすぐに家族のいざこざに引き戻してしまう。いつものパターンだ。大きなジェスチャーの後には、厄介な結果が待っている」と厳しく指摘した。

 ウクライナ訪問中、ヘンリー王子は「私は常に王室の一員であり続ける」と強調した。2日間の訪問の終わりに、王子はITVニュースに対し「私はここで、自分が生まれてきた目的を果たすために働いている。そして、それを楽しんでいる」と語っている。

 しかしウクライナ訪問がチャールズ国王夫妻の米国公式訪問のわずか4日前だったため、各方面からそのタイミングの悪さについて批判を浴びていた。

 トランプ氏とヘンリー王子は以前から険悪な関係にあり、王子は「米国の指導力」について言及したが、トランプ氏の名前は挙げず「米国が国際条約上の義務を履行できることを示すべき時だ」と語っていた。

 この発言を受けたトランプ氏は記者団に対して「彼は元気かい? 奥さんは? よろしく伝えてくれ」と答え、さらには「詳しいことは分からない。分かりません。ただ一つ確かなのは、ヘンリー王子は英国を代表して発言しているわけではないということです。むしろ、私がヘンリー王子よりも英国を代表して発言していると思います。それは間違いありません。とはいえ、彼の助言には感謝します」と語り、やんわりと王子の発言を批判したばかりだった。