英国のチャールズ国王夫妻が即位後、初めて米国を国賓訪問している中、ホワイトハウスの公式Xアカウントが、トランプ大統領とチャールズ国王が並んで立つ画像を「2人の王(トゥー・キングス)」という文章と共に投稿した。この投稿に対し、英王室ファンが批判の声を上げている。英メディア・GBニュースが29日、報じた。

 画像は28日、チャールズ国王のホワイトハウス訪問を記念して公開されたもの。国王夫妻の4日間の滞米中には、国賓晩餐会のほか、ニューヨークの9・11メモリアル訪問、さらに米国独立250周年を記念するバージニア州でのパーティーなどが含まれている。

 このホワイトハウスの投稿はSNS上で賛否を呼んだ。批判派はこの画像を強く非難し、あるユーザーは「まったくもって忌まわしい」と表現し、別のユーザーはトランプ氏を「誇大妄想的な人物」と呼んだ。

 一方、支持するユーザーからは「落ち着いて。冗談のつもりだよ」と擁護する声もあった。また別のユーザーは、トランプ氏を「史上最も面白い大統領」と称賛した。

 このように反応が分かれた背景には、トランプ政権をめぐる緊張がある。昨年6月以降、全米各地では「ノー・キングス(王はいらない)」デモが行われている。デモ主催者は「大統領は自らの支配が絶対的だと考えている。しかし米国には王はいない」と主張している。

 トランプ氏は、これまでも自身を王族になぞらえる傾向があった。

 昨冬、ニューヨーク市の渋滞課金制度に対する訴訟で勝利した後、トランプ氏は自身のSNSトゥルース・ソーシャルにで「王よ永遠なれ」と投稿した。その後、ホワイトハウスは、〝タイム誌風〟の架空の雑誌表紙に王冠をかぶったトランプ氏のイラストを配布し、王を思わせるイメージをさらに強調した。

 28日には、トランプ氏がチャールズ国王と共通の祖先を持つ可能性を示唆する英紙デーリー・メールの記事を共有し、「いつかバッキンガム宮殿に住みたかったんだ!」とコメントしている。