米ニューヨークのギャングの女ボスが自宅前に車を停めた男性を処刑したとして終身刑となった。米メディア・ニュース12が28日、報じた。

 ニューヨーク州のギャング「ファミリー・オーバー・エヴリシング、エヴリバディ・キルド(家族第一、敵は誰でも殺す)」のリーダー、ケイラ・アルバレンガ被告(23)は28日、殺人および関連罪で、仮釈放なしの終身刑を言い渡された。 

 この日の判決に先んじて、アルバレンガ被告は3月、陪審員によって殺人および関連する罪で有罪の評決を下されていた。2022年9月17日深夜、リンバー・オルティス・ポンセさん(29)は、たまたまアルバレンガ被告の自宅前に車を停め、眠っていた。それに気づいたアルバレンガ被告はギャングの部下4人に命じ、ポンセさんを車から引きずり出させ、さらに這って逃げようとしたところを撃ち殺させた。

 部下たちがポンセさんを殴りつけていたが、最終的に「殺せ」と命じたのはアルバレンガ被告だった。被告はポンセさんと面識はなかった。

 サフォーク郡のレイ・ティアニー地方検事は「ある男性が亡くなったのは、ただ間違った家の前に車を停めたからだ。被告は誘拐と殺害を首謀し、共犯者たちに彼を追い詰めるよう指示し、未成年者まで使って犯行を実行させた。陪審は彼女の行為を完全に見抜いた。そして彼女はその代償として残りの人生を刑務所で過ごすことになる」と指摘した。

 アンソニー・センフト判事はアルバレンガ被告について「人命に対する敬意がまったくなく、反省も見られない」と述べた。