ホワイトハウス記者会主催の晩餐会で暗殺未遂に遭ったトランプ大統領(79)が、なぜバンス副大統領(41)が先に避難したのかを正当化しようとする説明を行った。米メディア・CBSニュースが26日、報じた。

 25日、ワシントンのホテルで行われたホワイトハウス記者会晩餐会の警備区域に銃を持った男が突入した。会場にはトランプ氏、メラニア夫人、バンス氏、閣僚、そして2500人以上の来場者が集まっていた。だが発砲が起きた後、トランプ氏は避難させられた。

 逮捕されたコール・トーマス・アレン容疑者(31)は犯行直前、家族に「マニフェスト(声明文)」と呼ばれるメールを送り、トランプ政権の関係者を標的にしていたと記していた。現在、連邦捜査官は動機の解明を進めている。

 発砲音がした時、壇上では、トランプ氏よりも先にバンス氏がシークレットサービスに連れられ、その場を退去した。トランプ氏は壇上でシークレットサービスらに囲まれ、床に伏せさせられ、20秒後に退去した。そのため、SNSでは「なぜ大統領より先に副大統領?」「優先順位がおかしくないか?」との疑問が出ていた。

 CBSニュースのノラ・オドネル氏が司会を務める「60ミニッツ」に26日、トランプ氏が出演し、なぜ自分がバンス氏の後に避難したのか、その経緯を語った。

 オドネル氏は「警備が副大統領をすぐに連れ出し、その後、あなたを囲んで20秒ほどで避難させました。一時は床に伏せていましたね」と語りかけた。

 これに対しトランプ氏は「まあ、実際のところは少し私のせいでもあった。何が起きているのか見たかったんだ。だから彼らにとっては、そう簡単にはいかなかった。状況を確認したかったんだ。そしてその時点で、これはまずい問題かもしれない、普通とは違う、深刻な問題だと分かり始めた。いつも聞こえるような宴会場の雑音とは違っていたんだ。私は優秀な人たちに囲まれていたが、私のせいで彼らの動きが少し遅くなったかもしれない。『ちょっと待ってくれ、様子を見せてくれ』と言っていたからね」と説明した。

 続けて、「その後、彼らと一緒に歩き始めた。振り返って歩いていたら、『伏せてください、床に伏せてください』と言われたんだ。だから私は伏せたし、ファーストレディも同じように伏せた。歩いている最中に、エージェントからそうするよう指示されたんだ」と述べている。