北海道旭川市が運営する旭山動物園は27日、30代の男性職員が「焼却炉に妻の遺体を遺棄した」と供述し、警察から任意で事情聴取を受けていることを受け、29日に予定していた夏季の営業開園を5月1日に延期すると発表した。
動物園は現在、夏季営業の準備のため休園中。29日から再開予定だったが「現在、警察の捜査が進められており、当園といたしましては捜査に全面的に協力してまいります」と説明した。
先月下旬に男性の妻と連絡が取れなくなり、妻の関係者が警察に相談。先週から警察が男性を聴取し、当初は妻と連絡が取れない理由について不自然な説明をしていたが「焼却炉に妻の遺体を遺棄し、数時間かけて燃やした」と供述。また、妻の殺害もほのめかしているというが、遺体は見つかっていない。
妻は行方不明になる前に「夫から脅迫を受けていて怖い」と周囲に相談。捜査関係者によると男性は妻に対して「残らないように燃やし尽くしてやる」など脅していたという。男性は死体遺棄を供述しているが、供述のみとあって逮捕には至っていない。
焼却炉は死んだ動物を解剖し、死因を特定した後に死骸を焼却するため火力は強い。供述通りに「数時間かけて燃やした」となればDNAの検出が困難になる。また妻と連絡が取れなくなったのが先月下旬。時間も経過していれば、灰が他の動物と混じったり、灰そのものが処分された可能性も考えられる。
遺体なき殺人事件となれば捜査の長期化は避けられず、SNS上では「そんなことをする職員がいたのが怖い」といった声もあり、今後の風評被害も懸念される。
年間130万人が訪れる人気の観光スポットだけに、周辺の観光業にも影響が出そうだ。












