元埼玉県警捜査一課警部補の佐々木成三氏が27日、「ゴゴスマ~GoGO!Smile!~」(TBS系)に出演した。

 番組では北海道旭川市の旭山動物園の焼却炉に30代妻の遺体を遺棄した疑いがあるとして、同園勤務の30代の男性職員を事情聴取したことを取り上げた。警察の聴取に対して男性は「焼却炉に妻の遺体を遺棄して数時間にわたって燃やした」と供述。また妻の殺害もほのめかしているという。

 現在、供述のみで逮捕には至っていない。佐々木氏は「容疑者の供述だけでは有罪にできない。これは憲法上、規定がされています。供述に基づいた客観的証拠が必要になってくる」と解説した。

 焼却炉から証拠が見つからない可能性もある。佐々木氏は「過去にはご遺体がない中でも殺人、死体遺棄を立証した事件はあります。ただ、それには状況証拠の積み重ねなんです」と指摘。「DNA鑑定はできないんですが、容疑者の供述の中でそこ(焼却炉)に人の歯があった。これは1つの状況証拠になる。容疑者が車で何時何分に行っている。過去にもこういったトラブルがある。自宅においても妻の血痕がある。こういった状況証拠の積み重ねというのが今の捜査にかなり重要になっていると思いますね。もちろん直接証拠があった方が捜査は進みやすいんですが、警察もこれは絶対に何もない事件ではない、闇に葬られたと思われてるんですけど、そうさせないように状況証拠と直接証拠を積み重ねているところだと思います」と述べた。