トランプ大統領が出席した25日のホワイトハウス記者会主催の晩餐会で起きた発砲事件で、逮捕されたコール・トーマス・アレン容疑者は犯行直前、家族らにメールを送り、トランプ政権の関係者を標的にしていたと記していた。現在、FBIは動機の解明を進めている。

 アレン容疑者は、トランプ政権のメンバーをできるだけ多く殺害する意図で晩餐会で発砲したとされる。

 容疑者は、家族らに「マニフェスト(声明文)」と題したメールを送っていた。犯行前にSNSで「お前は完全に地獄行きだ」など、数えきれないほどの反トランプ的な投稿をしていた。

 そんな中、アレン容疑者の犯行を予言していたかのようなXの書き込みが発掘され、Xユーザーの間では「タイムトラベラーだ」「予言者は本当にいる」などと大騒ぎになっている。

 2023年12月に開設されたヘンリー・マルチネスなる人物のアカウントから同月22日に「コール・アレン」と、ひと言だけ投稿されていた。同アカウントでは、それ以外の投稿もリポスト、いいねもない。その日にアカウントを作って、コール・アレンとだけ書いて、そのまま放置したかのように見える。まさに今回の容疑者の名前だ。

 最上部に表示されるヘッダー画像も不気味だ。一見、虹色のグラデーションのグリッチアート(デジタル画像のエラーを故意に発生させたアート)だが、特殊処理を行うと、一昨年にトランプ氏が耳を銃撃された後、拳を振り上げ「ファイト」と叫んだシーンとそっくりなのだ。

 オカルト事情通は「ニセ予言者の手法として、何万通りもの予言を記して、どこかにしまっておいて、当たったものだけを事後に取り出すものがあります。今回も、アカウントを作成しておいて、非公開(鍵アカ)にして投稿も非表示にし、何百、何千通りもの名前や出来事を書いて、その出来事が実際に起きたら、それ以外の投稿をすべて削除し、アカウントを公開にしたのでしょう」と指摘した。

 また、ヘッダー画像についても説明がつくという。「パレイドリア現象でしょう。雲、壁のシミ、岩、トーストの焦げなど、無意味なものの中に、人の顔や姿などの意味を見いだしてしまう錯覚です」と解説した。