ドジャースは13日(日本時間14日)からブルージェイズとのナ・リーグ優勝決定シリーズに臨む。

 今季中の対戦では6戦全敗。まずは敵地アメリカンファミリー・フィールドでの開戦となるが、ポストシーズンを勝ち上がるにつれて米メディアからフォーカスされてきているのが、大谷翔平投手(31)の打撃面だ。

 フィリーズとの地区シリーズ4試合では打率5分6厘(18打数1安打)で9三振。本人は左の好投手を立て続けに当てられたことを一因に挙げていたが、ワイルドカードの2試合を加えた計6試合でも同1割4分8厘、2本塁打、5打点と10月のポストシーズン(PS)に入ってシーズン中のような爆発的な活躍は見せられていない。

 得点圏に走者がいて一塁が空いていれば申告敬遠。勝負してもらえない存在感は相変わらずながら、同時にきっかけをつかむ機会も封じられている格好だ。投手も兼ねる大谷の負担は計り知れないものがあるが、周囲から向けられるハードルもとてつもなく高い。

 ドジャース専門メディア「ドジャースウェイ」は12日(同13日)、「(ポストシーズンの)トーナメントが進み、打席ごとに流れが変わる局面でスター選手はただスイングするだけではない。試合の流れを決定づける存在となる。しかし、現在、ロサンゼルスが熱を必要としているまさにその瞬間に、大谷のバットは冷え切っている」と厳しく切り込んだ。

 しかも「これは一時的な現象ではない」と昨年のPS成績、打率2割3分、3本塁打、10打点を引き合いに「今年のスイング判断は以前ほどのプレッシャーを与えられていない。投手たちはおそれずに2ストライクまで追い込んでいる」と指摘。「早い段階で打ち込めるゾーンを狙い、最初の2球で低めの変化球を攻略することだ」「この状況から抜け出す最も明確な道は、大谷が打席で『大谷らしいこと』をすること。つまり相手の失投を捉え、相手投手が意図したコースに手を出さないことだ」と〝解決策〟を示した。

 とはいえ、相手の投手陣も一線級。甘い球はほとんどなく、ストライクゾーンのギリギリを攻めてきている。決して簡単なことではないが、大谷の復調を願っている。