ドジャース・大谷翔平投手(31)のバットからなかなか快音が聞こえてこない。

 チームはすでに地区シリーズ突破し、11日(日本時間12日)にはナ・リーグ優勝決定シリーズでブルワーズと対戦することが決まった。ただ、地区シリーズの大谷は打率が1割に届かず、5分6厘(18打数1安打)で期待された本塁打もなし。この日、リモートで会見に臨んだロバーツ監督からは「我々には良くなった彼が必要」と復調を熱望された。

 先頭打者にブレーキがかかればチーム全体の勢いに陰りも出るが、総合力で勝ち進んでいるのがドジャースだ。古巣・エンゼルスの専門メディア「Halo Hangout」は〝10月の異変〟に着目。昨年のポストシーズンは打率2割3分、今年も1割4分8厘に低迷していることなどを指摘し「大谷はドジャースの超豪華なチームメートに支えられる以前の姿に戻ってしまった」と伝えた。

 さらに、ドジャースでの過去2年間にわたるポストシーズンでの通算打率は2割5厘(0.205)で「公称の体重210ポンド(約95・3キロ)よりも低い」とした。

 とはいえ、2023年シーズンまで6年間在籍したエンゼルス側としては〝負い目〟もある。大谷がどれだけ投打二刀流で暴れようが、チームは毎年9月で終了。結局、大谷の在籍中に10月のポストシーズンには一度も進めなかった。

 同メディアは「チームに助けてもらえる権利を勝ち取った選手がいるとすればマイク・トラウトだが、2番手は大谷翔平だろう。大谷はアナハイムで時間を無駄にした。チームメートも球団も彼を何度も何度も失望させた」と大谷に寄り添い「ドジャースのチームメートに支えられている姿を見るのはエンゼルスファンにはつらいものだ。しかし、あの超人的な活躍でもエンゼルスはポストシーズンにも進めなかった。彼にはそれだけの価値がある」と復活を期待した。

 大谷のバットはいつ火を噴くのか。古巣も爆発する日を待っている。