2年連続21度目のリーグ制覇を果たしたソフトバンクはハードな9連戦を終え、29日に帰福。空港でファンから盛大な出迎えを受けた。

 移動日とはいえ、ナインにとってはつかの間の休日。だが、この先へ向けた準備は進んでいる。この日、倉野信次投手コーチ(51)はみずほペイペイドームでの投手練習を見守り、今後の投手運用について説明。「ここからはCSのメンバー争いになると伝えるつもりです」。倉野コーチはハッキリとした口調で語った。

 シーズンは残り3試合。昨季と比べればCSまでの時間が少ないが「長いと長いで(日程が)近づくにつれて(状態が)悪くなることもある。あまり期間が空かない方がいいかなと。適度に気持ちと体がリフレッシュできる間隔が本当は一番いい」と影響はない様子だ。30日からは3か月以上戦線を離脱していたオスナが一軍に合流予定。上茶谷と津森も再昇格し、サバイバルは活性化される。

 加えてもうひとつの重要な要素となるのが休養だ。倉野コーチはセットアッパーとしてチームを支えてきた松本裕樹投手(29)について「(シーズンの残り試合は)もう投げない(予定)です」と言及。今後は休養を入れつつ、状態アップを図る方針だ。

 昨季は松本裕、藤井といった勝ちパターンの投手がシーズン終盤にケガで離脱。救援陣が手薄になり、日本シリーズは悔しい結果に終わった。ある球団OBは「昨年の経験をどう生かせるか。(今年の)リーグ優勝の原動力は投手。救援陣が万全な状態でポストシーズンに向かわなければならない。ケガがないように選定、準備することが求められる」と昨年と同じ轍(てつ)を踏まないことの重要性を語った。

 昨年つかめなかった日本一へ。時間を有効に使い、万全の準備を整える。