フィギュアスケートのアイスダンスで新カップルを結成した紀平梨花(トヨタ自動車)と西山真瑚(オリエンタルバイオ)に対し、五輪女王からエールが届いた。

 29日に拠点のカナダからオンラインで行われた会見では、2026年ミラノ・コルティナ五輪への思いについて言及。スピードスケート女子で18年平昌五輪2冠の高木菜那さんも会見に参加しており「ルールとかは関係なく、やるからには勝ちたいと思うだろうし、五輪を目指しているからこそ、紀平さんもアイスダンスに転向したんじゃないのかなと思うので、率直な心境をお聞きしたいです」と質問を投げかけると、ともに胸中を明かした。

「五輪は意識するものでもあるし、ギリギリ間に合うかもしれない状況で、トライアウトを始めることができて、可能性がある限りはチャレンジをせずにいるという選択はやっぱり違う。間に合わせられるように努力をすることを決めた。本当にどうなるかは今の段階ではわからない。本当に毎日毎日進歩している段階で、ケガなく落ち着いて仕上げた先に結果だったりがついてくると思う。今の段階では意識しつつ、できることやり尽くしたい」(紀平)

「アスリートとして競技をしている以上、五輪に行けるチャンスがあればもちろん行きたいと2人とも強く思っている。ただ、すでにすばらしいアイスダンスチームが日本にはいっぱいいるので、今の自分たちがミラノ五輪に行きたいと簡単に言える立場ではないなと思っているけど、行きたくないかと言われたら、もちろん行きたい。まずは一日一日を大事に積み重ねていきたい」(西山)

 2人の言葉を聞いた高木さんは「口に出すことは誰でもできること。なんて言うんだろう、思いというものを強く持って、日本にもすばらしい人たちがいると思うけど、このカップルも私はすばらしいと思っているので、弱気にならず、勝ちに行くなら勝ちに行くという気持ちを持って戦いに行けば、奇跡が起こるかもしれない。せっかくこのタイミングで結成したことを私は応援したいと思う」とアドバイス。世界の頂を知るトップアスリートの言葉を胸に、新たなステージへ足を踏み入れる。