ドジャースは25日(日本時間26日)に敵地アリゾナでのダイヤモンドバックス戦に8―0で勝利し、4年連続23回目のナ・リーグ西地区優勝を果たした。試合後、グラウンドでは喜びを爆発せることはなかったドジャースナインだが、シャンパンファイトではお祭り騒ぎだった。喜びの声を紹介する。

 2回に左前2点適時打を放ったムーキー・ベッツ内野手(32)は「最高の気分だよ。本当に最高。第一歩って感じかな。きれいなプレーばかりじゃなかったけど、チーム全員で一緒になって何とかやり遂げられたことがうれしいよ」と破顔一笑。
 
 ドジャースとチームメートについて聞かれると「みんなのことを語り尽くせないくらいだね。本当に戦い抜いた仲間たちだ。今年はいろんなことを経験して、逆にそれがチームをより強く結びつけたと思う。だから来週には準備万端で臨めるはずだよ。(ワールドシリーズの優勝)トロフィーを掲げるまでは終わりじゃない」とワールドシリーズ連覇を誓った。

 今季限りでの現役引退を発表したクレイトン・カーショー投手(37)は最後の地区優勝のシャンパンファイトに上半身裸で参加した。

「人生でこんな瞬間はそうそうない。だから一瞬一瞬を大事にして祝わないといけない。どうなるかなんて誰にも分からないんだ。ここまで来るのは自分たちにとって本当に大変だったから、特別なんだ。だから祝わないと。すごく楽しい夜になるし、(シャンパンで濡れて)寒いけど、世界一の気分だよ。1秒たりとも無駄にせず楽しむつもりだ」

 びしょ濡れのレジェンド左腕は「このチームが大好きだよ。1秒1秒が最高だ。これこそ野球の醍醐味なんだ。…ああ、目に入っちゃった(笑)。顔に一発食らったよ。でも、これが野球の最高の部分なんだ。ずっと一緒に戦ってきた仲間とこうやって祝えるんだからね。今回は自分にとって最後の機会だけど、本当に最高だよ」と喜びを噛み締めた。

 その姿を横目にマックス・マンシー内野手(35)は感慨深げだ。

「(地区優勝は)すごく大きい。タフな一年だったし、いろいろ乗り越えてきた。しかも少し前にカーショーが『これが最後』って発表したから、余計にうれしいというか…。これまでも何度かこういう瞬間はあったけど、今回は本当に特別だと感じる」

 今回は本当に厳しい1年だったと振り返る。

「今季は本当に相手のベストをぶつけられ続けた。簡単じゃなかったし、チャレンジの連続だった。でもたくさんのことを乗り越えてきた。まだ道のりは長いけどね。シーズンを通して、自分たちの達成をちゃんと祝える瞬間って実はそんなに多くない。今夜はまさにそれ。普段は“今日と次”に集中するけど、今夜は『ここまでやってきたこと』を振り返る時間だと思う」

 2回に22号、4回に23号と2打席連発したフレディ・フリーマン内野手(36)は「最高だよ。毎年のように地区優勝できるのは特別なことだし、僕たちの目標に向けた最初のステップ。初めて地区優勝を経験する選手たちがどれだけ興奮しているかを見るのも楽しみの一つ。今年は長いシーズンで、本当に必死に戦い抜いてきたから、特別だね」と目を細めた。

 今季は昨年痛めた右足首を手術してのスタートで、苦しい1年だった。

「オフなんてほとんどなかった。手術して、できるだけ早くフィールドに戻ろうとしたんだ。仲間たちもみんな痛みやケガを抱えながらシーズンを戦ってきた。トミーの足首とか、マンシーもいろいろ抱えてたし、投手陣も健康面で大変だった。でも、互いのためにプレーし、全力を尽くすことで、ドジャースを勝たせることができた。この6か月間、その積み重ねでここに来られたんだ」