ア・リーグ西地区首位のマリナーズが3年ぶりのポストシーズン進出を決めた。23日(日本時間24日)の本拠地ロッキーズ戦を4―3で逆転勝利、24日(同25日)にも24年ぶりの地区優勝が決まる。

 8回に二死満塁から3番・ネーラーが左中間を破る走者一掃の3点適時二塁打を放って逆転。両リーグトップの58本塁打を放っている注目のローリーは3打数無安打に終わったが、試合後は「この街、この組織にとってこれは大きな意味を持つ。これまで多くの困難を乗り越えてきた。ここ数年は長かった。つらいこともあったけど、今夜はいい夜だ。みんなで楽しもう」とシャンパンファイトに臨んだ。

 チームには後半戦からスローガンにしたイチロー氏(会長付き特別補佐兼インストラクター)の言葉があった。8月、イチロー氏が背番号「51」の永久欠番と野球殿堂入りを祝うセレモニーでチームに送ったメッセージ「この瞬間を掴め」。イチロー氏を尊敬してやまないフリオ・ロドリゲスは「本当に心に響きました」と話している。

 米メディア「MLB公式」によると「この言葉はシーズン終盤のチームのマーケティング活動としてハッシュタグがつき、Tシャツまで幅広く浸透した。この日は初めてレフト外野に巨大なバナーが掲げられた。目に見えないレベルでイチローのスローガンはプレーオフ進出をかけたフィールドの戦いで体現されてきた」と伝えている。

 今も選手とともに汗を流し、トレーニングの模範であり続けるイチロー氏。その精神は確実にチームに生き続けている。