〝転換期〟に差し掛かったようだ。陸上の世界選手権最終日(21日、東京・国立競技場)、男子400メートルリレー決勝が行われ、小池祐貴(住友電工)、柳田大輝(東洋大)、桐生祥秀(日本生命)、鵜沢飛羽(JAL)の布陣で挑んだ日本は38秒35で6位。3大会ぶりのメダルには届かなかった。
長年武器としてきた「アンダーハンドパス」でバトンをつないだものの、世界の壁は厚かった。バトンを受け取った選手が加速しやすい戦術だが、近年は他国もバトンパスの技術を強化。この日の決勝は日本の優位性を発揮できず、表彰台を勝ち取ることはできなかった。
今大会の日本は個人種目でも苦戦。過去2大会はエースのサニブラウン・ハキーム(東レ)が100メートルで決勝に進むも、今大会は100&200メートルの決勝進出者がゼロだった。そのサニブラウンはケガによる調整遅れなどが原因で100メートルは予選敗退に終わり、リレーには出走していない。
この現実に鵜沢は「予選よりも(自分の走りは)トップスピードに乗れていたし、タイムも上がっていると思うけど、地力の差というか、やっぱりシンプルな速度、足の速さが必要」と指摘。陸上関係者からは「ライバルたちがきっちりバトンをつなぐと、やっぱり日本は厳しいところがある」との声も上がる。
五輪は2016年リオ大会、世界選手権は19年ドーハ大会以降、メダルから遠ざかっているリレー侍。苦境を打破するには、個々の力を伸ばすことが必須条件となりそうだ。












