ソフトバンクは6日の楽天戦(みずほペイペイ)に2―1で競り勝った。貯金は今季最多の31となり、優勝マジックも「16」に減らした。「8番・捕手」で先発出場した海野隆司捕手(28)が決勝打に好守で勝利に貢献した。

 攻守で存在感を放った。打撃では2回二死一、二塁で打席が回ると、遊撃手の横を抜けていく中前打を放ち、チームに先制点をもたらした。

 そして守備では6回、一死一塁の場面でビックプレーが飛び出した。大きくリードを取っていた一塁走者を見逃さず、3球目にすかさず一塁けん制。「1球前の空振りで(走者が)出ていた。空振りしたらいける」という思惑通り見事にアウトに取り、先発・有原を助けた。小久保監督も「あのプレーは非常に大きかった」と称賛した。

お立ち台でポーズを決めるソフトバンク・有原航平(左)と海野隆司 
お立ち台でポーズを決めるソフトバンク・有原航平(左)と海野隆司 

 この日、海野の意識にあったのは背番号17の白星だった。「今日は特に有原さんに勝ちをつけるという(意識)。だから同点も自分の中ではダメだと思ってやっていたので。8回、9回もゼロ。同点で帰ってくるつもりはなかった」。

 有原は登板前まで自身3連敗中。シーズン序盤からバッテリーを組んできた身として、白星こそ右腕が波に乗るための契機となると考えた。「前回の試合後にも、有原さんと話はしていたので。結果として今日は出たので良かった」と語った海野。女房役として価値ある1勝をサポートした。