〝過去最大の強敵〟との戦いを〝ライバル〟に見てもらう――。ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32=大橋)が2日、横浜市内でWBA同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(30=ウズベキスタン)との防衛戦(14日、愛知・IGアリーナ)へ向けて公開練習を行った。大橋ジムの大橋秀行会長(60)は、井上と来年に対戦することを誓い合っているWBC・IBF世界バンタム級統一王者・中谷潤人(27=M・T)を招待すると明かした。

 中谷が来場するという情報についての質問が飛ぶと、大橋会長は「私が招待しました」と明言。中谷だけでなく、弟の龍人マネジャーと両親、所属ジムの村野健会長も拠点の神奈川県相模原市から会場の名古屋市まで招待するという。

 井上は中谷の目の前で戦うことに「気にはしないですね」と話しながらも「ただ着々と、その日に向けて進んでいっているのは自分でも感じる」と対戦への意識を強めつつある。

 また、中谷も井上戦へ向けて世界バンタム級統一王座を返上する意向を示しており、1日付でWBAのスーパーバンタム級1位にランクされるなど機運は高まっている。

 モンスターはライバルの前で勝利を見せつけることができるか。