初代タイガーマスク率いる「ストロングスタイルプロレス」9月11後楽園大会へ向けた会見が28日に行われ、平井丈雅代表が〝邪道〟大仁田厚(67)が要求した「テキサストルネードランバージャックデスマッチ」を承認した。

 同大会では大仁田&雷神矢口&リッキー・フジと間下隼人&関根〝シュレック〟秀樹&洞口義浩が激突する。平井代表は22日に事務所に乗り込んだ大仁田から「9月11日の後楽園ホールの試合形式だが、テキサストルネードランバージャックデスマッチでいく! 決定じゃ!」と一方的に宣告されていた。

 しかしこの日の会見でも同戦は通常の6人タッグマッチのまま発表された。この対応について問われた平井代表は「大仁田選手のいつもの無理難題…その中には大仁田選手ならではの思いがあってのことだと思ってます。12年前に最初に大仁田選手がウチのリングに上がる時も、佐山(聡)先生に話をする時に『怒られるんじゃないか』と思いながら(聞いた)。でも先生は『いいよ、やってやるよ』とおっしゃいました」と唐突に過去を振り返り始めた。

 さらに平井代表は「その後、戦いの中で『あの試合、今でも忘れることができません』、マスコミさんからも『こんな緊張感のある試合はここ10年みたことがない』というお言葉も言われました。その中で佐山先生本人が『スタイルはまったく違うけど、プロレスにかける思いを彼も持っている』と認めるお言葉があったんですね」と告白。「その大仁田さんが、佐山先生が創った団体が(旗揚げ)20年を迎えるなか『これで行くぞ』と言ったことに対しては…重く受け止めたいと思います」と言葉を紡いだ。

 長々と話した平井代表だったが、よく聞くと大仁田の要求から約1週間もたつのに結局は何も進展していないことになる。報道陣からの「決定でいいのか」という追い打ちに、平井代表は記者会見中にもかかわらず12秒も沈黙。「大仁田選手が佐山先生のこの団体に…リスペクトを持って上がってくるのであれば…!」と声を振り絞ると、さらに10秒の沈黙の末に「それを尊重したいと思います!」と絶叫した。

〝漢〟平井代表の魂の承認宣言を受け間下も「内容はちょっとわからないんですが、ランバージャックは分かるので試合でめちゃめちゃにしてやろうと思います。平井代表、ありがとうございます」と感謝。プロレス記者会見史上例を見ない合計22秒にも渡る平井代表の葛藤は、会見場にただならぬ緊張感を生んでいた。