米動画配信大手「ネットフリックス」は26日に来年3月に開催され、侍ジャパンの連覇が期待される第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、ワールド・ベースボール・クラシック社(WBCI)との独占メディア権契約に基づき、日本における新たな配信元になったと発表した。WBCの全47試合を日本の視聴者にライブおよびオンデマンドで配信するという。出場が確実視されるドジャースの大谷翔平投手(31)をはじめ侍ナインの雄姿を地上波で見ることができなくなることから、SNSにファンの悲鳴があふれている――。
まさに驚天動地だ。23年に行われた第5回大会の決勝・米国戦の9回二死、大谷が米国代表の主将マイク・トラウト外野手(34=エンゼルス)から空振り三振を奪って、世界一を奪回した瞬間はWBCの歴史上最高の名場面とうたわれた。ネットフリックスが独占配信することになれば、来年3月は地上波でこんな場面を見ることができなくなるのだ。
原因は日本が優勝した前回大会の盛り上がりを受けて放送権料が高騰したことだ。テレビ朝日系が中継した決勝の日本―米国戦の平均世帯視聴率は平日午前にもかかわらず42.4%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と驚異の数字を叩き出した。最高視聴率は準々決勝のイタリア戦の48.8%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)で日本戦全7試合が40%を超えた。こんな超優良コンテンツを見逃す手はない。
米メディアの「awfulannouncing」によると「ネットフリックスがWBCを狙うのは明白な魅力があるからだ。2023年のWBCで日本では、米国でのNFLプレーオフに匹敵するほどの視聴者数を記録した。イタリアに勝利した準々決勝の試合は3800万人の視聴者数を獲得し、人口1億2500万人の日本では驚異的な数字となった」と解説。さらに今年3月に東京ドームで行われたドジャースとカブスによる開幕シリーズ第1戦の全プラットホームを合わせた視聴者数が2500万人を超えたと紹介した。
26年大会では王座奪回を狙う米国は、主将はヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(33)が務めることが決定。トラウト、ドジャースのムーキー・ベッツ内野手(32)、今季のナ・リーグのサイ・ヤング賞最有力候補のパイレーツのポール・スキーンズ投手(23)、現在メジャートップの49本塁打を放っているマリナーズのカル・ローリー捕手(28)らが参加を表明。日本と米国の対戦は来年3月17日(日本時間18日)の決勝となるが、実現すればこれまた名勝負続出は間違いない。
それだけにSNS上ではファンの嘆きがあふれている。
「前回よりも大幅に見る人減るだろうな。サッカー日本代表も地上波でやらなくなってから認知度下がったし、同じ道をたどりそう」
「WBC地上波なかったら見る人激減しそう…」
「時代の流れというか…。資金力違いすぎて勝負にならない」
「大谷翔平が出る最後の国際大会かもしれないのに」
「放映権取ったのがネトフリって普段NPBの放送とかしているスポーツチャンネルですらないって最悪じゃない」
「本当にネットフリックス独占で放送で地上波での日本戦放送無しだったら盛り上がらないだろうな」
「有料放送いくつも入ってられんからWBCは結果見て終わりやな」
「終わりの始まり」
前回大会では日本列島がWBC一色に染まったが、26年大会も同様に盛り上がるのか…。ファン拡大など今後の野球界への影響も心配される。













