女子プロレス「スターダム」のワールド王者・上谷沙弥(28)が、真夏の祭典「5★STAR GP」準々決勝戦(20日、東京・後楽園ホール)でAZM(22)に敗れリーグ戦敗退を喫した。

 開幕戦(7月27日、大田区)から6連勝を収め最終戦でビー・プレストリーに敗れるも絶好調な上谷は勝ち点12単独首位で決勝トーナメントへ進出。シード権を得て準々決勝に駒を進めると、1回戦で羽南を撃破したAZMと対戦した。

 クイーンズ・クエスト(QQ)時代に行動を共にした先輩と対峙した上谷は、序盤からラフファイトでAZMを追い込んでいく。客席に投げ飛ばすとリングに戻ろうとするAZMを蹴り飛ばしスワンダイブ式プランチャを敢行した。

 AZMのテクニックに苦戦を強いられる場面もあったが、10分過ぎ上谷は首を掻っ切るポーズでアピールすると得意のスタークラッシャーを見舞った。だが、これをカウント2で返されると驚いた表情を浮かべる。トドメの旋回式スタークラッシャーを狙ったが、ラ・ミスティカで阻止されあずみ寿司で丸め込まれるとピンチに。それでもカウント2で避けた上谷だったが、次の瞬間あずみ寿司で再び丸め込まれ3カウントを献上した。

 試合後にはAZMを急襲。何度も踏み付けるとにらみつけてリングを後にした。昨年は決勝まで進むも舞華に敗れ準優勝。準々決勝で敗退という悔しい結果に肩を落としながらバックステージに現れた上谷は「沙弥様は、5★STAR GPには苦い思い出ばかりだから、今年こそ優勝して全ての思いを払拭したかったけど負けてしまった、でも沙弥様にはこの赤いベルト(ワールド王座)があるし、まだまだこれからもスターダムにそしてプロレス界に史上最大の悪夢を見せてやるよ」とつぶやきうつむいた。

 すると、1回戦で吏南に敗れ1回戦敗退に終わったビーが突然バックステージに乱入。ビーから「この前の日曜日、私に負けたことを覚えてる? だから私からすてきな提案をしてあげる。9月6日の横浜武道館大会でスターダムでイチバンガイジン、ビー・プレストリーがあなたのベルトに挑戦してあげる」と挑戦を表明された。

 この言葉に上谷は「ビーがスターダムから離れた4年間で沙弥様はスターダムのトップに駆け上がって、どんな思いでプロレスをしてきたかわからないだろうな。お前と沙弥様との違いっていうのを教えてやるよ」と挑戦を受諾。9月6日の横浜武道館大会での王座戦が決定的になった。