現在、自民党の一部に石破茂氏を首相から引きずり落とそうとする動きがある。

 一部の全国紙は、不正確な情報であると知りながら、あえて首相官邸で裏を取らずに「8月中に石破首相が辞任を決意」という情報を流した。この情報は石破氏自身が否定した。

<自民党の鈴木宗男参院議員は(7月)24日、石破茂首相(党総裁)の進退について「退陣へ」と報じた読売、毎日新聞の2紙について疑問を呈した。フェイスブック(FB)で「ご本人が何も言っていないのにどうしてこういう表現になるのか。行き過ぎも甚だしい」と書き込んだ。首相を巡っては続投が困難な状況に追い込まれた一方、23日に退陣報道に関して「全くない」と記者団に繰り返した。/鈴木氏は24日に首相と面会しており、首相の様子について「意気軒高、国家国民のために身体を張って頑張るという雰囲気だった。相当な『気』が入っており、安堵した」と書き込んだ>(25日「産経新聞」電子版)。

 筆者も首相官邸の石破側近と連絡をとっているが、石破氏に辞任する意志はない。筆者も「ここは石破総理に頑張っていただき、外交上の危機を切り抜けてほしい」と伝えている。

 ここで自民党総裁選が行われると、現在よりも中国との関係を緊張させる政策を取る首相が生まれる可能性が排除されない。既に与那国島は自衛隊によって「要塞化」されている。このような状況で、日中間の偶発的な軍事衝突が必ず起きる。これはいくら努力しても回避できる問題ではなく、これだけ日中の軍事力が一地域に集中していれば、確率の問題としていつか起きる。

 石破官邸はその場合に備えて、習近平中国国家主席の秘書室と特別のルートを作りつつある。筆者が承知する範囲では、まだこのルートは完成していない。

 いずれにせよ偶発的な日中間の軍事衝突が生じた場合、それを全面的な紛争に発展させないことが、沖縄と日本の平和にとって死活的に重要だ。筆者が知る限り、日中の偶発的軍事衝突が起きた場合、それを初期に封じ込めることを考え、行動に着手しているのは石破氏だけだ。

 石破氏が辞任し、中国を挑発するような新首相が誕生することは、平和を希求する沖縄と日本の利益に反する。

 今、動脈瘤の手術で都内某大学病院に入院し、神経が高ぶっているせいか、母方のルーツである沖縄のことが、頭から離れない。