日本共産党の山添拓政策委員長は10日、国会内で会見。れいわ新選組の山本太郎代表が健康状態などを理由にして政界引退を表明したことに言及した。

 山本氏は2011年の東京電力福島第一原発事故を受けて〝反原発〟活動に関わり始め、2013年に参院選東京選挙区から立候補して初当選した。

 山添氏は報道陣から山本氏の政界引退について問われ「山本太郎さん、共同代表の大石晃子さんが政界をお辞めになったりと、大石さんとは政調同士ということで対談などもやったりしましたので。あるいは山本さんについて言えば、2013年の参議院選挙で東京選挙区でしたから、私の選挙とは違いますけども、東日本大震災の原発事故を受けて反原発という運動も経て政界へということを思い起こしますね」とコメントした。

 今年1月に健康状態を理由に参院議員を辞職していた山本氏。9日に都内で開いた会見で山本氏は、今年4月に道路交通法違反(速度超過)の罪で罰金9万円の略式起訴と健康問題の悪化の2点を理由にれいわ代表を退任し、キッパリと政治活動から身を引く決断をした。

「ご自身の考えでの(政界)引退という話でしょうから、そのこと自体についてなにか評価は難しんですけど、これまでの国会でのご活躍というのは思い起こすところがあります。まあ、それはそれぞれ判断されたということですから、それ以上になにかコメントしにくいですね」と山添氏は言葉を選びながら慎重に述べた。

 れいわは代表選(17日告示、31日投開票)を実施。党名を変更する意向を示しているが、山本氏が去ることで「事実上の解党なのではないか」という受け止め方もされている。

「(れいわと国会などで)協力したり、しなかったりというのは、私はどの党との関係でも課題に応じて選挙もそうですが、共闘する意思があり、共闘する一致点があれば、いろんなところといろんな形での共闘ということをしてきました。ですから、(れいわは)共闘しうる政党という局面であったのは確かです。私たちは政治を動かしていくうえでは、この党(共産党)だけで変えられるとは思っていません。多数派を作っていくことが大事だと思っているので、ともに力を合わせることが大事。一党独裁を目指すわけじゃありませんから、多数派で新しい政治を作っていく考えです」と山添氏は語った。