J1町田の日本代表DF望月ヘンリー海輝(23)が、メンタル改革で成長を加速させている。

 望月は、J1京都との天皇杯4回戦(Gスタ)でフル出場。後半14分にはFW藤尾翔太の決勝点をアシストするとともに、1―0の終了間際には相手シュートをゴールライン上でクリアするなど、クラブ史上初の天皇杯8強入りとなる勝利に貢献した。

 プロ2年目の今季、抜群の身体能力を持つ23歳がさらに進化を見せている。要因の一つが、気持ちの変化だ。「あんまり自分に期待しないでやっている。成功したらラッキーくらいの気持ち。失敗したらしょうがないみたいな。そういうところが逆にいいのかなと思う」と明かす。

 昨季は一つの失敗を引きずることもあったが、もうヤワな選手ではない。望月は「いろいろな人の話を聞いたり、いろいろな経験を経てメンタルの保ち方を獲得した」。〝いろいろな人〟の一人が、元日本代表DF昌子源で「どんどんたくましく成長している」と証言するほどだ。

 その望月は、昨年9月に北中米W杯アジア最終予選でA代表に初招集されたが、なかなか出番に恵まれず、先月の東アジアE―1選手権(韓国)でようやく代表デビュー。持ち前の堅守はもちろん、中国戦で得点を挙げるなど攻撃力でもアピールに成功した。来夏に迫る大舞台に向けては「夢から、完全に届かないわけではない目標になった」と力を込める。

 日本が誇る規格外の逸材を、来年のW杯で世界が知ることになるのか楽しみだ。