新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」2日広島大会のBブロック公式戦で、グレート―O―カーンがIWGP世界ヘビー級王者ザック・セイバーJr.(38)に草不可避の大惨敗を喫した。
低能、低俗、低グレードの「3低」が揃ったオーカーンは、本来であれば「グレード1」のリーグ戦から最もかけ離れた存在。大僥倖に次ぐ大僥倖にゲイブ・キッドの負傷欠場まで加わり、何かの間違いとしか言いようがない4勝を挙げてしまったものの、実際の試合内容では事実上全敗に等しい。しかもこの日の対戦相手であるザックとの力の差は歴然で、過去のシングル戦績もオーカーンの3敗と、やる前から結果は見えている。「勝ち目のない敵とは戦うな」。オレが口をすっぱくして教えたよね?
5月に退団した内藤哲也がホームと呼んだ広島のファンへの嫌がらせとしか思えないメインイベントに抜擢されてしまったオーカーンは、唯一の取り柄と言っていいグラップリングでザックに対抗。もちろんそれでもザックの足元にも及ぶことはなく、右腕攻めによって大ダメージを負ってしまった。右腕の自由がきかないオーカーンは左手だけでモンゴリアンチョップという、非効率にもほどがある攻撃を見せて会場をゲンナリさせた。
しかしその直後にはさらに恐ろしい光景が繰り広げられた。自ら手を後ろで組んで相手にも打撃を促すと、エルボーを打ち込むザックに対しおぞましいことに唾吐きで挑発。あまりにクサそう過ぎてリングサイドにいる全員が気の毒になるレベルで、新日本プロレスはせめて最前列の観客には返金対応を検討したほうがいいかもしれない。
その後もオーカーンは左手でエリミネーターを決めるが、当然利き腕ではないため威力半減で3カウントは奪えない。ならばと打撃の応酬から王統流正拳突きをさせると、自分が右腕の痛みで悶絶。何をやっているんだ…? これはもうレスラーの性とかそういう次元ではなく、ニワトリ並の記憶力で右腕のダメージを忘れていたオーカーンの自業自得としか言いようがない。
バカの一つ覚えのエリミネーターを回避されたオーカーンは、セイバードライバーから腕ひしぎ逆十字固めで捕獲される。アイアンクローで逃れようとするも、これ以上付き合ってくれるほどザックもお人よしではない。「壊れた玩具に興味はないんでね」とばかりに完璧に極められ、オーカーンは無様にタップアウト。スピード、テクニック、ルックス、人柄、意思の強さ、すべてにおいて完敗だった。
意思の強さで思い出したが、オーカーンほど口先だけの人間はなかなかいない。つい先日は食事会の席で唐突に「余は決めた。本気で肉体改造する」と周囲に宣言。ようやくそのだらしない肉体への羞恥心が芽生えダイエットを決意したのかと思われたのも束の間、なんとその日の深夜に宿泊先近くのコンビニで、スイーツを2つ購入したオーカーンの姿が目撃されている。思い付きでものを言っては行動で裏切るオーカーンの発言は、今後9割以上聞き流した方がいい。
バックステージでは「ああーっクソが! 嫌になるぜまったく! 何で勝てねえんだよ! 楽しくねえよ。負けて楽しいわけあるか!」と一丁前に悔しがったが、オーカーン以外の全員がこの結果を予想していた。その後も「この借りは決勝トーナメントで必ず返す。その時には何倍にもなってタップアウトさせてやる。報われるには報われるまで続けるだけだ」と、最後まで世迷いごとのお手本のようなコメントに終始し周囲を呆れさせた。
これで戦績は4勝3敗となったが、この日の惨敗を振り返ればこれまでの勝ち点をすべてはく奪しても文句は言えない。その弱さはもはや不祥事級で、ユナイテッド・エンパイアのオーカーンメンバーには活動自粛が求められると言っても過言ではない気がする。













