日本ハムの清宮幸太郎内野手(26)が30日のソフトバンク戦(エスコン)で値千金の逆転決勝2点三塁打を放った。チームもそのまま5―4で接戦を制し、パ首位へ再浮上した。
場面は1点リードされた8回二死一、二塁。この回からマウンドに上がった相手3番手・藤井の直球を清宮幸がフルスイングすると打球は鋭いライナーで右中間を突き破り、走者2人が一気に本塁へ生還した。
「打った瞬間は『ヒットになれ』って思いながら走ってましたね(笑い)」(清宮幸)
宿敵との首位攻防戦での決勝打に試合後は満面の笑みがこぼれた。だが、この日の殊勲打を生んだ背景には前日29日の同カード初戦での「ふがいなさ」があったという。
「昨日(29日)最後のバッターでチャンスを作ってもらいながら生かせなくて結構悔しくて。それがあったんで今日は絶対に取り返してやるぞ、と思っていましたね」(同)
前夜の9回。自軍が劣勢ながら味方が1点を返し、なお二死一、三塁の好機で打席が回ってきた。だが、清宮幸はこの打席であっけなく3球三振。反撃ムードが高まる中、一瞬にしてゲームセットを強いられた。この悔しさを晴らすためこの日は普段以上に試合に集中していた。その結果が最高の形で現れただけに喜びはひとしおだった。
チームはこの日の勝利で再び首位に返り咲いただけでなく、破竹の勢いを見せていた宿敵の連勝も「9」で止めた。
「やっぱりホークスは強いですし、一筋縄では勝たしてくれないので。この一勝は本当に大きい」(清宮幸)
自らの一打で価値ある一勝を手にしたこともあり、最後は満足げな表情を浮かべていた。












