カブス・鈴木誠也外野手(30)の〝痛すぎる〟三振がルール改正の物議を醸している。
21日(日本時間22日)の本拠地ロイヤルズ戦の初回、二死走者なしからキャメロンのスライダーをファウルにしたが、自打球が鈴木の股間を直撃。鈴木はタイムアウトは取らずに顔をしかめて打席を外し、ジャンプしながらコンディションを整えた。
この時点でフルカウントだったが、再び打席に戻った時にはピッチクロックの時間切れとなり、ヴォンドラック球審は三振を宣告。イニング終了となった。鈴木は股間を押さえてあっさり引き下がったが、カウンセル監督が飛び出して球審に状況確認している。
ピッチクロックは投手の投球間隔を測るものだが、打者の自打球による違反は珍しいケース。ロイヤルズ捕手のペレスは地元メディア「カンザスシティスター」に対して「ボールが彼に当たったのにタイムアウトをコールしなかった。だから審判を混乱させたと思う。審判が『タイムアウトをコールするか?』と聞いたと思うけど、彼が何も答えなかった。それで三振になった」と状況を説明している。
あまりの痛みに球審の声も耳に入らなかったのかもしれないが、米メディア「BVMスポーツ」は「今回の状況は選手に打球が当たるという異常事態への備えが不十分だということを浮き彫りにした。審判が投球時間を一時停止できる明確なガイドラインが必要だ。負傷時の例外規定を設ける必要がある。選手の安全確保はスピードを求めることと並んで最優先されるべきだ」と論じた。
第1打席で災難にあった鈴木は完全にリズムを崩して4タコ2三振に終わり、チームも4―12と大敗。踏んだり蹴ったりとなったが、鈴木の痛みが規約改正のきっかけになるかもしれない。












