参政党の神谷宗幣代表が20日、フジテレビ系選挙特番「Live選挙サンデー 超速報SP」に生出演し、元大阪府知事の橋下徹氏と安全保障を巡って論戦を交わした。

 日本人ファーストを掲げる参政党は、今回の参院選で16議席の獲得も伝えられるなど躍進が予想されている。

 神谷氏と中継がつながれた橋下氏は、まず「神谷さんおつかれさまです。ものすごい期待されています」とねぎらった後「神谷さんは米軍基地を(日本から)出すと主張している。その場合、日本の防衛費はどのくらいと想定していますか?」と切り出した。

 これに神谷氏は米国防総省がGDP比で5%に引き上げる必要性を主張していることを引き合いに「5%というと30兆円なので難しいと思っているが、自分の国で戦闘機を作る、いろいろな武器を作ることで内需でお金を回す。それが経済にもつながる」と主張。

 ただ「いきなりアメリカに出て行ってと言っているわけではない。経済とのバランスを見て徐々に上げていけばいい」とも話した。

 この回答に橋下氏は納得できない様子。

 橋下氏は「神谷さんは指摘されると『これは問題提起しただけだ』と主張することが多い」とクギを刺した上で「米軍基地を出すというのは国政政党としては非常に重要な指針。中国は36兆円の国防費、ロシアは20兆円、合わせれば56兆円。それぐらい(日本の)防衛費が必要になると逃げずに堂々と言ってもらいたい」と注文をつけた。

 すると神谷氏は「お金をかければ強い国防になるというのは違うと思っている」と反論。

 続けて「アメリカもトランプ大統領も自分たちから引くと言う日が来ないとも限らない。そういうことも想定するのが必要。お金の話を先にすると無理だ、無理だとなるので米軍がいなくなっても、日本は日本が守るという状態を議論しておかなければならない」と主張した。

 神谷氏と橋下氏を巡っては、17日に橋下氏が自身のYouTubeチャンネルで「松井(一郎)さんとの権力闘争で神谷代表は大阪維新の会から放り出された」と、かつて大阪の吹田市議だった神谷氏との確執に言及。

 これに神谷氏は自身のXで「橋下さんこんな嘘までつくようになったんですね」などと反発するなど両者の舌戦に発展していた。