元新日本プロレスの内藤哲也(43)とBUSHI(42)が13日、「ロス・トランキーロス・デ・ハポン(LTJ)」の今後の活動方針を明かした。25日(日本時間26日)に英国・RPWのウルバーハンプトン大会でフリー初陣を迎える2人は、8~9月に米国マットを転戦する予定。さらに新入場曲も完成間近だといい、いよいよ新たなる一歩を踏み出す時がやって来た。

 内藤とBUSHIはこの日、福岡市内でトークショーを開催。約400人のファンとの交流の後、取材を申し込むと案の定、ファミレスに緊急招集がかかった。

 内藤は「所属最後の試合(5月4日)を行った福岡の地にこうして帰って来られて、待っている人がいるんだなって肌で感じることができて、素直にうれしかったですね」とハンバーグに舌鼓。BUSHIも「拍手と声援がまだ耳に残ってますね。この声援をトークショーだけじゃなく、試合会場で聞きたいなって思います」と、店内でもマスクをしたままメロンパフェを口に運んだ。

 LTJとしての初陣は英国・RPWで決定。さらに内藤によれば、英国でもう1試合出場した後、8~9月にかけては複数の米国団体の試合に出場する方向で話が進んでいるという。

 業界随一と言っていいほど圧倒的な人気を誇るカリスマだが、現段階で国内での試合予定はない。ここまで海外マットを優先する理由は一体何なのか。内藤は「今まで内藤哲也の試合を見せることができなかった場所に行きながら、今後のことを固めていきたい。国内の選択肢は、現状まったく考えてないです。話が来たらもちろん考えますし、試合をやっていくうちにやっぱり…ってなって、気持ちが出てきたら年内に国内のどこかの団体に出てるかもしれないけど」と説明。退団時には、2019年に初めて試合をしたコスタリカにも自身のファンがいたことに感動したエピソードを強調しており、まずは新日本時代にはできなかったことを優先して、選んでいる状況のようだ。

 また楽曲の権利を巡る関係で、ファンから絶大な支持を集めていた新日本時代の入場曲「STARDUST」が今後使用できなくなっていたことが悩みのタネだったが、この日までに新入場曲がほぼ完成。仮題ながら曲名もスペイン語で「ここから始まる」を意味する「EL COMIENZO」に決定したという。

「最初は『本当はSTARDUST使いたいんだよな』って気持ちもあったんですけど、何回かリクエストを出して直していくうちに思い入れもできてきて。今はその曲とともに一歩踏み出すのが楽しみですね。新日本時代のユニット名にも入場曲にも思い入れは強かったですけど、変に使い続けない方がいいのかもしれないですね。踏み出したわけですから」と、晴れやかな表情でコスモドリアをほおばった。

 食事を終えると、イベントの感想以降は無言を貫いていたBUSHIがおもむろに「俺から一つだけいいかな? 実は先日、デビュー18周年記念写真集が発売になってね。読者プレゼントに10冊ほど提供するから、車から取ってくるよ」と提案し、駐車場へ。なかなか戻ってこないと内藤が「一人で10冊は多すぎたのかもしれないな…。ま、力仕事ならレスラーに任せてよ」と追いかけていった。ところが待てど暮らせど2人が帰ってくることはなく、テーブルの上には伝票だけが残された。